笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字909は「最」。都道府県シリーズ、最後は北海道

今日の漢字は「最」。最高、最多、最愛、最寄り、最果て。

 

   47都道府県シリーズ。47回よく続いたものだ。自分で自分を褒めよう。最後は北海道。締めくくりは地元ネタしかない。


    第二次世界大戦で日本の敗戦が濃厚になった折、ロシアのスターリンアメリカの当時大統領だったフランクリン・ルーズベルトに対し、「北海道をよこせ」と言ったらしい。ルーズベルト大統領は一旦はそれに同意していたが、日本の敗戦を確認する前に死去し、結果的にロシアの脅威を感じたアメリカは北海道割譲に同意しなかった。

   もしルーズベルトが生きていたら、北海道は今頃ロシア領だったのだ。歴史のIFに想いを馳せるのは楽しいが、そうだった場合、私は生まれていなかったわけで、遥か米国の地に眠るルーズベルト氏には感謝しなければならない。

 

    さて、そこでもし北海道が日本から独立した国だったらどうなるかをシミュレーションしてみた。

   農業自給率は100%を越えているから、食にはそれほど困らない。米、麦、大豆、魚類は輸出商品として日本国に輸出できる。ただし工業製品(自動車や建材)や生活用品諸々は、工場がないので輸入が必要である。エネルギーの再生可能エネルギーは輸出できる。バンバン作って輸出すれば、エネルギービジネスとしては成り立つ。ただし、北海道国と日本(本州)を結ぶ海底の電力ケーブルを増設する必要がある。

 

   北海道国への入国に観光税を取る。空港、宿泊、飲食店。消費税を無くす代わりに観光税で、他国の観光客から税金を取る。中国人はこれから放っておいてもバンバン来るから、どんどん税金を落としてもらおう。北海道国ブランドで日本人からもお金を取る。

    独立して生き残る道は農漁業と観光しかない。農業は国際競争力がないから、価格競争には所詮勝てない。勝てるとするならば、観光での差別化しかない。いわば観光立国スイスを目指すのである。アジアのスイス。スイスの疑似体験でアジアの富裕層に売り込む。コロナリスクはあるが、50年後、100年後を見据えるならば、それしかない。思い切った施策で隣国、日本との差別化をする。

   ただし、軍事費はないから、対ロシア、中国、北朝鮮対策が脆弱に。だから少しお金をかけて軍備増強。ここが一番頭が痛い。それだけ地勢学的に日本列島は微妙なところに位置するとわかる。ロシアともアメリカとも外交では仲良くしよう。

 

   さて、最後にサッカー。言うまでもない北海道コンサドーレ札幌。しかし北海道にJチームが1チームだけでは心もとない。お互いに切磋琢磨できるライバルチームがあると、レベルも上がる。そんな期待は十勝スカイアース。帯広に本拠地を置き、Jリーグ入りを目指す。地域リーグの北海道リーグではぶっちぎりに強いが、JFLに参入する地域リーグ決勝大会では何度も涙を飲む。なかなかJリーグへの壁は厚い。何年先、何十年先かわからないが、いつかは北海道ダービーが実現することを夢見ている。

 

47都道府県シリーズ御愛読ありがとうございました。

f:id:laughing-egao:20211108203456j:plain

J2最下位の松本山雅は生き残れるか