笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字891は「浦」。三重県出身の松浦武四郎は、北海道の名付け親

今日の漢字は「浦」。浦風、津々浦々、浦和レッズ三浦半島光浦靖子

 

    三重県伊勢神宮伊賀上野ナガシマスパーランド、桑名の焼きはまぐり、松阪牛鳥羽水族館、英虞湾の真珠、志摩スペイン村、サッカーの強い四日市中央工業、略して四中工。江戸、京都、大阪方面から伊勢に続く街道は江戸時代、お伊勢参りでさぞかし繁栄しただろう。

 

    しかしながら、どうも三重県は中部・東海地方なのか近畿地方なのか、今ひとつ判然としない。紀伊半島という日本最大の半島にへばリ付くがゆえに、どうも和歌山の地続きという印象で近畿地方っぽいが、北は愛知県に隣接しているから東海地方ともいえる。その中途半端さが、今の三重の立ち位置を表している。ただし、都道府県魅力度ランキングでは23位と健闘している。

 

   そんな私が三重県に注目するのは、1年に1度。それは伊勢路を走り抜ける全日本大学駅伝の時くらいである。

 

   さて、三重県と北海道のつながりという点でいえば、松阪市出身に、松浦武四郎という探検家であり冒険家がいる。日本史的には伊能忠敬が圧倒的に有名だが、この松浦武四郎も北海道開拓には欠かせない人物として名を刻まれている。

    武四郎は当時あまり注目されていなかった蝦夷地に何度も渡り、蝦夷地だけではなく、樺太択捉島にも足を伸ばした。さらに彼はアイヌ文化をしっかり研究し、アイヌ民族にも敬意を表していた。

    彼は、何と言っても「北海道」の命名者。彼が北海道という地名を考案したから今があるので、感謝しかない。ちなみに北海道以外の候補としては、日高見道、海北道、東北道、千島道、海島道の5候補があった。

    北海道に関するさまざまな調査書や書籍を記した武四郎の功績は大きく、もっと有名になってもいい人物だが、伊能忠敬があまりにも凄すぎて、霞んでいる印象である。

 

    さて、三重は、JFL所属のヴィアティン三重。これまた難しい名前を付けたものだ。オランダ語で「14」を意味する。なぜ14なのかというと、オランダの英雄、ヨハン・クライフの背番号が14だったから。理念もへったくれもない、魂をオランダ人に売ったのかと見間違うくらい情けない命名。まるでアメリカ大リーグチームが、王貞治を敬愛するから「フラミンゴワンチャン」と命名するようなものである。アイデンティティの無さに、顎が外れてしまう。ヴィアティンも1回聞いただけでは覚えきれない。「バレンティン?」「バンテリン?」と元ヤクルトのスラッガーや貼り薬の名前が出てきそうである。

 

    JFLにもうひとチーム、「鈴鹿ポイントゲッターズ」というチームがある。こちらのチーム名はわかりやすい。得点をとる人々。成績低迷で辞任したが、スペイン人の女性監督、マルティネス氏が監督をしていたという珍しくも話題性のあるチームで、Jリーグに殴り込みをかけてほしいものである。

f:id:laughing-egao:20211021190636j:plain

浦賀と言えば、ペリー来航