笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字1046は「定」。記憶を定着させる三つの行動とは

今日の漢字は「定」。定食、固定、定住、定員、定期券、勘定。行定勲

 

 記憶力を低下させないために、斎藤孝は3つのことを提言する。

 

 ひとつは、学んだことを人に話す。インプットした記憶は、アウトプットしないと定着しない。そんなわけで私が日々こうしてブログを書くのは、本で読んだことや、思いついたことを文章でアウトプットして記憶に定着させるのが目的。以前は、ただ本を読んでおしまいだった。しかし本の内容を紹介したり、さまざまな思いを綴って情報発信することで、記憶に定着するようになった。さらに最近はオンライン読書会にも顔を出し、読んだ本を口頭で紹介するアウトプットを続けている。これにより紹介する本の内容がさらに記憶に残る相乗効果を産んでいる。この行動は愚直に続けていきたい。

 

 ふたつめは、何もしない時間を作り、脳の記憶、整理、保存を進める。敢えて意識的に何もしない時間を作ることが、記憶力アップにいいのだという。現代人は何かと忙しい。しかしその忙しい原因はほぼ100%スマホ。我々は空き時間ができると、ついつい手持ち無沙汰でスマホを見てしまう。ラインやメールを見たり、どうでもいいことを検索してみたり。その時間に一瞬立ち止まり、何もしないで積極的にぼーっとするのがいいのだ。例えば電車の社内。スマホ絶ちをすれば、格好の瞑想タイムとなる。お風呂でもいいし、朝起きた瞬間に意識的にぼーっとするのもいい。忙しい現代だからこそ時には脳を休ませ、充電することも必要かと思う。

 

 三つめは、検索に頼らない。わからないことが出てくるとすぐさまグーグルで検索し、それが習慣化している。便利なだけに厄介。特に芸能人などの固有名詞が出てこない場合、周辺情報、例えば出演したドラマや映画から検索してしまいがちである。斎藤氏は、そういう時こそ、「自分の頭の中で検索せよ」と言う。つまり「必死で思い出せ」ということ。にその試みが成功すれば、脳の回路が一層強化されていくという。自分の脳内を検索することで、膨大なアーカイブから情報を引き出すきっかけになる。具体例は、先日の私の経験。「スキージャンプの最長不倒」について調べた時に、「はて、世界記録を集めた本は何だっけ」との問いが突然浮かんだ。んー思い出せない。レコードブック?ランキングブック?スマホで検索することなく、必死で脳内をまさぐった。ひたすら思い出そうと努めた結果、「そうだ、ギネスブックだ」。ようやくギネスブックが出てきた。

 

 ほんとに情けない記憶の呼び起こしだったが、スマホに頼らず、自ら努力することが脳の強化につながると納得したのであった。

 

 以上、記憶力の強化は何も若者の特権ではない。中年や高齢者となっても記憶力は伸びると信じて愚直に続けていこう。

 

定宿を持ちたいものだ