笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字992は「鍛」。脳番地を鍛えて元気に生きよう

今日の漢字は「鍛」。鍛錬、鍛冶。

 

「100歳まで成長する脳の鍛え方」(加藤俊徳氏)で、脳と脳の成長について述べている。

脳には8つの分類がある。

1.思考系脳番地・・考えたり、発想したりする

2.感情系脳番地・・感情に関係する

3.伝達系脳番地・・発話や言語の操作

4.運動系脳番地・・体を動かす時に使う

5.理解系脳番地・・物事を理解する

6.聴覚系脳番地・・耳を使って何かを聴く

7.視覚系脳番地・・目で物を見ること

8.記憶系脳番地・・ものを覚えたり思い出したりする

 

 そして、これらの脳を活性化させるために、いろいろなことをすべきと主帳する。

 例えば音楽を聴く→聴覚系脳→感動する→感情系脳が鍛えられる。

 歌う→運動系脳が鍛えられる。

 本を読み理解する→視覚系、理解系脳が鍛えられる。

 映画を見て感動する→視覚系、聴覚系、理解系が鍛えられる。

 

他にもいい方法はある。

・左手でぞうきんがけをする。→不自由なことで、脳の酸素消費が増え、脳に十分な血液を送る。

・わからないことを調べる習慣→調べて新しい単語を覚える。→記憶系脳番地を鍛えるとともに、好奇心を刺激する効果が高まる。なぜそれがいいかというと、歳を取ると勉強する機会が自然と失われる。だから自ら脳を積極的に動かす習慣が脳に刺激を与えることになる。

・1日の振り返って日記をつける。過去を振り返る→記憶系、理解系脳 思考系で文章を考え、記憶系で文字を思い起こし、運動系で文字を書く動作になる。だからお勧めなのだそう。

・人に披露できる趣味を持つ。「落語を覚えて披露する」「書道を習って手紙を書く」「茶道を習って客人をもてなす」など。特に「落語を覚えて披露する」は、8つの脳をフル稼働させる優れもの。どうしたら面白く伝えられるかの観点から、聴覚系、記憶系のみならず、思考系、感情系、理解系、伝達系が鍛えられる。言葉を発することで運動系、人を見ることで視覚系も鍛えられる。考えてみれば、落語家でボケた人を聞いたことがない。みな高齢でも元気溌剌なのは、日々落語で脳を鍛えているからに他ならない。

 長年、何かに嗜んでいる人は、ぜひ人に披露すると良いのだ。

 

 それ以外にも新しい趣味を持つ、人と会う、変化を楽しむ、好きなことを続けると脳は成長するなど、脳を活性化できるものはさまざま。これらのことにトライすることで、脳を100歳まで成長させることが十分可能だと筆者は述べており、実践することでボケ防止になりそうである。

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脳もカラダも鍛えよう