今日の漢字1013は「迅」。高木美帆は獅子奮迅の大活躍
今日の漢字は「迅」。迅速、迅雷、奮迅。
冬季北京オリンピックを振り返る3人のおやじたち。
C「北京オリンピックもあっという間に終わったな。印象に残るシーンは?」
B「鉄の女、高木美帆。あの伝説の橋本聖子をも上回る獅子奮迅の大活躍だった。最後の最後に金メダルというのも、ドラマ性があったね。シルバーコレクターで終わるところ、さすがに神様は見捨てなかった」
A「彼女が中学生の時に五輪に出場した時、タレントの高木美保と同姓同名だから妙に記憶に残っていた。あの頃高木美保の方は人気絶頂だったのに、その後女優業をフェードアウトし、今や田舎に引っ込んで農業をやっている。知名度はすっかり逆転したけど、高木美保の方が気になるな」
C「そっちかい。パシュートの銀メダルは残念だったけど、北京五輪は高木美帆の大会と記憶されるのだろうな」
A「メダル候補だからマスコミもよく取り上げていたが、少し持ち上げすぎだったような。女子フィギアの坂本花織と比べたら、雲泥の差だった」
C「確かに女子フィギアはロシアの選手のドーピング問題がスキャンダラスでマスコミは飛びついた。その煽りをくらい、奇跡的に銅メダルをとったのに、坂本はほとんどスポットライトを浴びなかった」
B「元々メダルは厳しいと思われていたからね。男子も羽生結弦が大きく取り上げられる一方、銀メダルの日本選手はおまけみたいだった。名前なんだっけ?」
A「俺も知らん。しかし相変わらずマスコミの偏向報道は目に余る。メダルを取りそうな選手には随分前から密着して取材するけど、期待されない選手の扱いは屁みたいなもの。視聴率欲しさに視聴者におもねる姿勢は変わらないわ」
C「人気のジャンプもスーツの違反問題で後味が悪かった」
B「ありえないわな。4年にも及ぶ厳しい練習をしてようやく晴れの舞台に立ったのに、たった2cm規定からはみ出て失格なんて、ひどい話だ。前代未聞の珍事で、失格にした審判は永久追放じゃ」
A「あれが無ければ、日本はメダルが取れた。高梨沙羅は実力者なのに、不思議と五輪とは相性が悪い」
B「その分、小林陵侑が金と銀という素晴らしい活躍をしたから、帳消しだ」
C「さて、2030年冬季オリンピックに札幌が立候補するかどうか、市民アンケートをとるようだが、どう思う?」
B「オリンピックが半年に2回もあってもうお腹いっぱい。しばらくいいし、別にどうでもいいわ。今更オリンピックが来ても、盛り上がらないんじゃない」
A「オリンピック、万博、ワールドカップ。景気浮揚の起爆剤はわかるけど、ハコモノを建設して人を呼ぶ手法は昭和の遺産。いいかげん気付けよ。誰もそんなものは求めていないって」
B「オリンピックで中国人が大挙して押し寄せるのはうんざりだしな。もうあなたたち来なくていいです。もうよそでやって」
C「必ず経済界は、「夢よもう一度」と煽るけど、金儲けの匂いしかしない。五輪が終われば枯れ尾花ってか。SDGsの持続可能な社会を考えてほしいわ」
A「高齢の経営者の脳は昭和のままだ。景気が後退すればモルヒネ注射のイベント誘致の発想では、いつまでたっても北海道は自立できんわな」
B「おっしゃる通り。異論なし」
C「さあ、来月からは、新庄劇場の始まりだ。楽しみ楽しみ」
A「うわー、そっちかい」。