笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字907は「猥」。混沌と猥雑の街、東京

今日の漢字は「猥」。猥雑、卑猥、猥談、猥褻行為。

 

    東京都。何をネタにして書くか悩む。3年間東京に住んでいたことがあるが、住んでみて思いついたことを書き殴ろう。

 

・お金があれば、凄く楽しい街。何をするにしても、何を買うにしても田舎者には珍しいことばかり。アメリカを「人種のるつぼ」という言い方をするが、東京は「雑多な文化のるつぼ」。何でもありの宝石箱状態である。ただし物価ははっきり言って高く、お金がない人には厳しい街でもある。

 

・食文化の雑多性もまた然り。500円のワンコインで結構うまいものが食べられるし、裕福なら、ん万円のフランス料理も楽しめる。ピンからキリ文化をいかんなく体感できる。ただし、寿司屋や居酒屋で提供される魚類はいいただけない。北海道の魚に慣れた身には、東京の高級寿司店に行く気にはなれない。江戸前でボイル海老などの寿司で締めて2万円などと聞くと、カウンターを蹴飛ばしたくなる。

 

・都民は全体的にエネルギッシュ。今はコロナで静かだが、繁華街の喧騒は都会ならでは。しかも巨大都市にプチススキノが一体どれだけあるか。渋谷、新橋、銀座、六本木、池袋。ススキノ✕6個以上が存在する繁華街の巨大さは半端ない。混沌と猥雑という表現がっぴったり。

 

・商店街の活気。どこの商店街も活況を呈している。東京以外の地方都市は、郊外にできた巨大ショッピングモールに押され、中心部の商店街は寂びれる一方。シャッター街と化す。ところが東京は地価が高いから巨大なショッピングセンターなど作れない。スーパーもそれほど大きくないから、商店街の個人商店との共存が可能である。地方では無くなりつつあり八百屋や肉屋を見ると、そこだけまだ昭和の風情を残しているように感じる。

 

・ゴルフもひと苦労。埼玉の河川敷コースでのプレー代金が1万円を越えたのには腹が立った。北海道なら3000円。しかもプレーをした翌週に大雨が降って、その河川敷は河川が氾濫してフェアウェイがすっぽり水に浸かっていた。

 

水前寺清子が歌った。水前寺清子が住む自宅近辺の公園でチャリティ歌謡ショーがあると聞き、怖いもの見たさに出かけ、365歩のマーチを公園で聞いた。水前寺清子が地元住民にいつもお世話になっているからと毎年ボランティアで開催しているようだが、芸能人も大変だ。

 

・運良く芸能人に会うことがある。個人的には某ホテルで香取慎吾を見た。やっくんこと薬丸も見た。たけし軍団グレート義太夫は美人な奥さんと歩いていた。芸能人もいつも見られているから大変だ。

 

・電車にはあやしい輩が多い。私の友人は、痴漢ならぬ痴女に遭遇。電車の中で、いきなりチ○ポを掴まれた。明らかに女性だったというから、びっくり。電車では、ウォークマンから音が漏れてうるさいと老人から注意され、その場は大人しく従ったものの、降り際、乗降ドアを思い切り蹴飛ばしてキレた青年。両手で電車のつり革をつかんで懸垂する若者。吊り輪競技じゃないっつーの。混んだ車内で痴漢プレイをするカップル。バレバレなのに気づかないのは本人たちだけ。いろいろな人種がいる。



   東京での3年の生活は、関西の4年と同じように濃密で、また住んでみたいと思うのも事実。地方では経験できないことがたくさん詰まった玉手箱シティでシルバー生活を営むという選択肢もあるかもしれない。

 

   さて、東京のサッカー。FC東京東京ヴェルディ。東京の1200万人をターゲットにしながら、はるばる京王線で調布まで観戦に行くのはしんどいものと推測。東京を名乗る以上、新国立競技場をホーム競技場としてほしいものである。ヴェルディは名門と言われながら、長期低迷が続く。オリジナル10では最も凋落しているチームで古豪復活を祈りたい。

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猥談するオヤジは減りつつある