笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字867は「鷹」。山形と言えば上杉鷹山

今日の漢字は「鷹」。鷹派、鷹揚、鷹匠

 

都道府県シリーズ第5弾。

   今回は、山形県山形のパブリックイメージは、山寺、将棋の天童、芭蕉で有名な最上川米沢牛さくらんぼ、上杉鷹山の米沢、北前船で繁栄した酒田そして出羽三山山形新幹線は山形が終点かとてっきり思ったら、実はその先の新庄まで通じていることを最近知った。

 

    山形には、新幹線ではなく、仙台から仙山線というJR路線で行ったことがある。訪問箇所は、山形市、山寺と米沢。山寺の立石寺は確かに凄いお寺で、数百ある石段を登っていかねばならない。頂上まで行って参拝するにはなかなかしんどいが、松尾芭蕉も訪れた由緒正しき正統派のお寺。一度は訪問するに値するお寺で、行って良かった。ここには登る前に参道で売っている「力こんにゃく」を食べて元気をつけられる。

 

   上杉家が統治した米沢市は風情がある。米沢城に天守閣はないが、本丸跡に米沢神社が鎮座し、米沢市民を見守っている。また、米沢城の近くに上杉博物館があり、米沢藩の歴史が学べる。ここに展示されている国宝「上杉本洛中洛外図屏風」は必見。ちなみに国宝は常時展示しているわけではなく、展示しているのは複製だとか。しかしながら、この屏風絵を見る価値はある。米沢藩といえば、名宰相上杉鷹山で、苦しい藩の財政を立て直した為政者としての評価が高い。鷹山の有名な言葉、「為せば成る。成さねばならぬ何事も。成らぬは人の、為さぬなりけり」は好きである。

    歴史好きな私としては、十分楽しめる米沢であった。地元名産の米沢牛を食べたかったが、高価すぎて手が出なかった。

 

    一方、県庁所在地の山形市は、今一つ魅力に欠ける。山形城はあるが、石垣と堀が残るだけの平凡な平城。山形の祖、最上義光歴史館はあるが、上杉博物館に比べれば、内容も今ひとつ。30分もいれば十分な内容で、至極残念である。

    東北6県の中でも、比較的地味な存在の山形。北はなまはげ秋田県、南は米どころ新潟県、東は東北の雄、宮城県とあらば、どうしても存在感は薄くなりがちである。

 

    そんな山形に光明を見出すとするならば、サッカーチームのモンテディオ山形。「山の神」を意味する「モンテディオ」はJ1リーグにはトータル4年在籍したものの、J2暮らしが長い。以前は白と青の縦縞のユニフォームだったが、最近は青が全面基調のデザイン。山形といえば、2014年のJ1昇格プレーオフ準決勝で、昇格最右翼のジュビロ磐田を土壇場でうっちゃり、その勢いでJ1に昇格した記憶が鮮烈であった。残念ながら翌年のJ1はわずか1年で降格の憂き目を見るが、蔵王を挟んだ東北の雄、ベガルタ仙台との「みちのくダービー」がJ1で見たいと願っている。

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鷹と言えばソフトバンクホークス