笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字844は「偽」。偽プロデューサーは何の番組を作るか

今日の漢字は「偽」。偽装、偽物、偽造、偽名。

 

    頭の体操シリーズ第三弾。市長、魔法に続き、今回はもしもテレビ番組のプロデューサーになったら。

 

    大物プロデューサーになったと仮定して、どんな番組を作りたいかを考えた。

最近のテレビは面白くないと嘆くくらいなら、自分で番組を作ってみろ。

 

    ということで頭をひねって企画を考えたが、そう簡単には出てこない。少なくともひな壇芸人を使ってトークお茶を濁す作りだけはやめよう。

    そこでリバイバルで自分がもう一度見たい番組を作ろう。

 

    一番作りたいのは、「ねるとん紅鯨団」。当時、男女の出会いが「ねるとん」という代名詞で語られた。男女の出会いはいつの時代も刺激と欲望に満ちている。改めて素人参加でこの番組を作りたい。最近の番組で、ねるとんに近いのは、過疎地域の農家や漁師青年と、都会の娘がお見合いパーティをする「ナイナイのお見合い大作戦」。ただ、これは、「嫁が来ない田舎」と、「何としてもお嫁に行きたい女性」の歪な構造が生々しく写り、見ていて痛々しい。男女の焦りが垣間見られて、全体的にヘビーである。だから都会の男女同士がライトに合コンし、「愛を育む番組よ、もう一度」とリバイバルさせる。ただ問題は、告白前にラインのやりとりをして、抜け駆けするカップルが出てくること。だからスマホの持ち込みは禁止とする。今ドキの若者の恋愛行動はどうなのか、見てみたい。

 

     お次は、これも視聴者参加の「アメリカ横断ウルトラクイズ」。クイズでアメリカ大陸を回るシンプルな構成ながら、素人の真剣勝負が見られる。「なぜそんなことまで知っている」意外性と、敗者の落胆ぶりのギャップがいい。最近は芸能人のクイズ番組ばかりで、いい加減食傷気味。「真のクイズ王」を目指すガチンコ勝負と、アメリカの風景とのコラボレーションは、昔その番組にかじりついた50,60代の心を奪うことは必至である。それなりの視聴率が取れることをお約束する。

 

    最後は、「とんねるずのみなさんのおかげでした」のワンコーナー、「食わず嫌い選手権」。提供される5品のなかに、その芸能人が嫌いな食べ物が入っていて、それをお互いが当てるというもの。芸能人の意外な側面が見られて面白かった。それを再現しよう。芸能人だけでは楽しくない。ここは政治家、評論家、スポーツ選手、アイドルにも登場してもらおう。ぜひ実現させたいのは、蓮舫VS河野太郎。仕切るとんねるずは大変だろうが、どんなバトルが展開されるか見ものである。絶対に視聴率が取れる。(抗議の電話は必至だろうが)

 

    以上の企画を、制作費を考えことなくやってみたい。逆に言えば、今のテレビバラエティは、制作費もさることながら、素人や政治家を出すリスクや、何かとコンプライアンスの縛りがあって、チャレンジングな企画を出せていない気がする。そんな傾向が続くようであれば、面白い映像が山ほど出てくるユーチューブに凌駕されるであろう。笑顔漢字の偽プロデューサーなら、おもろい番組を作りまっせと言いたいところである。

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