笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字761は「材」。素材の会社はAGC

今日の漢字は「材」。材料、材質、資材、教材、機材、材木。

 

   宣伝会議という雑誌を図書館でパラパラと見ていたら、「AGC」のキャンペーン記事が目についた。この雑誌は広告、宣伝関係の業界雑誌だが、たまに面白い記事が載っているので定期的に目を通している。

 

   そこで目に入ってきたのが、広瀬すずが「素材の会社 AGC」のボードを持って微笑んでいる写真。最近ヘアースタイルを変えてイメチェンした広瀬すずのコマーシャルを見た人も多いのではないか。

 

   AGCのCMの前作は、高橋一生が出演した、「なんだしなんだしAGC」で始まる一風変わったコマーシャル。今回は全く構成を変え、若手イチオシの女優広瀬すずを大胆にも起用し、社名の認知度向上に勝負に出たという感じである。

 

   CMは広瀬すずが全面に出て、「Aで始まりCでおわる素材の会社はAGC」のフレーズに乗せてAのサインとCのサインを手にもって体を揺らすシーンが印象的である。

 

   記事によると、AGCは今回TVCMだけではなく、TikTokで「#AGCチャレンジ」を開始。同社の公式アカウントからの投稿動画でチャレンジの参加を促している。同社広報IR部は、「非常に簡単なコンセプトなので参加しやすいキャンペーンになった」と説明。今回のキャンペーンの狙いは「AGCという社名と、AGCが素材メーカーであるという2点を、より多くの人々に覚えてもらうこと」と述べている。

 

   SNSでの反応は、「CMの音楽が頭から離れない」「短いCMの中で広瀬すずさんのさまざまな表情が見られて嬉しい」とのコメントが寄せられているという。

確かに「Aで始まり・・」のフレーズは単純だし、メロディが覚えやすい。1回聞くと忘れない。作曲の妙が感じられる。

TVCMを見た一般視聴者からも、広瀬すずが髪型を変えたこともあり、共感の声が寄せられているという。社内の反応も予想以上に良いとか。

 

   ところでAGCとはどんな会社かということが今ひとつピンと来ない。前の社名は「旭硝子」で、売上高1兆円を稼ぎ出す優良企業。世界3大ガラスメーカーの1角をなし、自動車ウインドウや携帯電話のガラスも製造している。しかし消費者はガラス製品を単体で買うわけではないから、目線が一般消費者からは少し遠いような気がする。生活を彩るいろいろなシーンでさりげなくガラス製品が使われているというところか。

 

   私みたいな素人にしてみれば、「ふーん、広瀬すずか。わかりやすいCMだ」程度の意識しかないが、企業にしてみれば、それで知名度が上がればさまざまな形で恩恵が出るから、企業戦略として社名の認知度向上は最優先課題なのだろう。

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適材適所の人材を配置するのは難しい