笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字762は「屈」。退屈を無くしていこう

今日の漢字は「屈」。屈伸、屈折、屈指、理屈、卑屈。

 

「つまらないがなくなる本」より(鶴田豊和)

    つまらないにはふた通りの種類があり、一時的な退屈と慢性的な退屈がある。

一時的な退屈はその場限りであることで、

・単調が長く続く場合(スピーチ)

・同じことが繰り返される場合(掃除)

・何が起こるか予測できない場合(先が読めるドラマ) などがある。

一時的な退屈が続いていくと、慢性的な退屈につながる。

 

   つまらないと思う原因は、行動していることや経験していることに意味や楽しみを見出していないということが大きい。だから「つまらない」というメッセージに対し、意味や楽しみがある経験をせよというのがこの本の趣旨である。

   また、「退屈は悪いものだ」と考えるから害になる。退屈から逃げなければ、退屈への対応能力を上げることができる。つまらない の悪循環メカニズムは、

つまらない⇒新たな刺激への逃避(ゲーム、酒)⇒一時的に満足する⇒その刺激に飽きる⇒またつまらなくなる。その循環メカニズムに陥らないために、つまらないと思った時に新しい刺激に逃避しないことと、何もしないことは罪悪ではなく、素晴らしいことであり、何もしないことを恐れないということなのだ。

 

    それを基本路線に置きつつ、つまらないを無くすにはどうするか。それは、意味のある人生を歩むこと。

    意味がある人生とは、本来の自分を生きている人生。

    それは自分の心に正直であること、自分の才能を活かし、心から大切なヒト、モノ、コト(仕事や趣味)を大切にしている。自分自身が心から満たされているのである。

 

     意味のある人生を送っている人は、本来の自分を生きている。「自分の生き方はこうだ」というものを持っていて、自分の心に正直。自分が満たされている。

では、毎日がつまらないを手放す秘訣は何か。

・無我夢中になる・・何かをトライする。その瞬間は自分のことを忘れ、フロー状態に陥る。フロー状態のときは自分に意識が向いていない。我を忘れて夢中になっているときは、誰もフロー状態が訪れ、あっという間に時間が過ぎる。例えば、私がこのブログを書いている時は、フロー状態になっていて、時間が経つのを忘れることがある。そういうフロー状態を作り出すと、日々の生活が充実してくる。

・無我夢中体験を思い出す・・子供のころは夢中になるものがあった。すべての大人は子供時代を体験している。子供はちょっとしたことを楽しむ工夫に長けており、物事を楽しむ工夫をみつける天才。だから子供心を取り戻すことがつまらないを手放す秘訣である。

・頭で考えても好きなことは見つからない。人を好きになるのは理屈ではなく、感覚。それと同様にやりたいことをやるのに、理屈はいらない。思考に頼るのではなく、ハートからの声、感性、感覚を大切にし、感覚からやりたいことを見つける。

「好きなことを探している三歳児はいない。好きなことは気づくものである」

・興味のあることは、手当たり次第にやってみる。子供は興味があることに手当たり次第チャレンジする。本来の自分を生きるためには、興味があること、面白そうだと思うことから、まずやってみる。

これらを愚直にトライすることで、つまらないや退屈を無くしていきたい。

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不撓不屈の精神を持ちたい