今日の漢字710は「辛」。敢えて辛口の嫌いな芸能人

今日の漢字は「辛」。辛辣、辛苦、辛抱、辛酸、香辛料。

敢えて辛口で嫌いなタレント、芸能人について述べる。

私は元来神経質な性分なので、ちょっとしたことが気になる。だからタレントや芸能人などの発言や言動に注目する反面、気に食わなかったり、失言があると途端にそのタレントが嫌いになるという癖がある。

そんな例をふたつほど。

霜降り明星という芸人がいるが、あるバラエティ番組で、ロケバスで移動する映像が映っていた。マイクロバスを運転するのは、芸人の天津木村。彼は「吟じます」「あると思います」のフレーズの詩吟ネタで一時期プチブレイクしたピン芸人。お約束通り人に飽きられ、いつしか消え、仕事も激減した彼は、アルバイトでロケバスの運転手をし、生活を支えていた。そのロケバスに乗った霜降り明星の粗品は終始、天津木村のことを「運転手さん、運転手さん」と小馬鹿にするような発言をしていた。これを見て私は不快を感じた。プチブレイクを果たし人気のある霜降り明星ではあるが、芸能界とて、先輩後輩の関係はある。腐っても年上の先輩芸人に対して吐く言葉ではない。粗品は、カメラが回っているから何かインパクトのある言葉を吐こうとしたのだろうが、完全に見下す姿勢が見てとれた。それ以降、私は霜降り明星がテレビに出るとチャンネルを変える。粗品はビールのCMにも出ているが、私はそのビールを飲まない。

バラエティ女王になりつつあるみちょぱの池田美優。テレビで見ない日はないというくらい最近良くみかける。今はフワちゃん、山之内すずとともに人気タレントの三羽カラスとも言える。

みちょぱがサンドイッチマンらと宝くじを買い、10憶当たるかを検証した番組があった。みちょぱは、何万円かの宝くじを買い、当選番号があるかどうか確認する際に「絶対あたるよ私。今、上げ潮だし」とぼつりとつぶやいた。この瞬間、私は引いた。売れていることを鼻にかけ、自慢するかのようなコメントに私は腹が立った。謙虚さのかけらもないクソタレントとして、その時点でアウト。

その後彼女がバラエティで出ても、チャンネルを変えずとも、発言は全くスルーし、テレビから目を逸らしている。

謙虚な姿勢がないと、ベッキーや渡部の二の舞になるぞと内心懸念している。

テレビに多く出るタレントは「人気タレント」と「認知タレント」に分かれるという説がある。「人気タレント」はメインＭＣなどでその人が出ないと番組が成り立たたなかったり、居ないと物足りない気分を味わせるタレント。明石家さんま、ダウンタウン、有吉、とんねるず、マツコデラックスなどはまさに「人気タレント」。一方いなければ別にいなくてもいい、代替できるタレントは「認知タレント」。ベッキー、アンジャッシュ渡部、森三中、出川、藤田ニコルなどは、人気があるのではなく、認知されているだけ。みちょぱやフワちゃん、山之内すずもまさに今が旬の認知タレントにすぎず、たまたま視聴率がいいから出ているに過ぎない。

謙虚な姿勢を忘れ、自分が売れているからと上から目線の行動に走れば、凋落し忘れ去られるのは時間の問題である。そうならないよう祈るばかりだが、嫌いなものは嫌いだからしょうがない。辛口ではあるが、霜降り明星やみちょぱに好感を持つことは二度とないであろう。