笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字672は「胸」。アラ還オヤジにも胸キュン体験はある

今日の漢字は「胸」。胸囲、胸骨、度胸、胸中、胸算用。

 

    胸キュンの思い出と言っても、高校生や女性でもあるまいし、オヤジの胸キュン体験など知れている。

 

    よく中年女性がはまる韓流ドラマがあるが、知り合いの妻は東方神起にはまっている。別の知り合いの妻はジャニーズのSNOW MANだとか。女性は若い男性アイドルグループに胸キュンとなってもあまり批判は浴びないが、オヤジがAKBや乃木坂にはまると、途端にキモイと指摘される。「娘ほどの女の子に何を鼻の下を伸ばしているのか」と言われる。どうも男性から若い女性を見る視線は、性的なものを想起させてしまうから厄介である。

   そんなアラ還オヤジでも探せば胸キュン経験はある。

 

    とある本州の町に一人旅をした時のこと。駅前の観光案内所に行き、レンタサイクルを借りようと思った。窓口に行くと、滅茶美人な案内のお姉さんがいた。「おーラッキー。幸先いいぞ」と思い、すかさず自転車を借りようと彼女に話かけ、観光地の見どころや行き方、走行時間、自転車を返却する時刻などを確認。運転がしやすいということで、電動付きの自転車を借り、観光名所へと旅立った。

 

    やはり美人のお姉さんと会話するのは、初対面ながら何となく嬉しい。たまたま偶然なのだが、得した気分になる。ということは、その美人なお姉さんは、客としてくる男性にそのような思いをさせているのだから、やはり美人は得なのだ。男性にしてみても、風貌の今イチな女性と話すよりも美人な女性と話をする方が100倍楽しい。それは銀座のクラブでお金を払ってお酒を飲む際も、美人のホステスと飲む方が楽しいという理屈と同じである。

 

   さて、観光地を自転車で巡り、数時間堪能したのち、自転車を返すために再び観光案内所に。

   自転車のカギを返却しつつ、観光地が思いのほか良いところで楽しかったことを伝えようと窓口に行くと、その彼女はいない。むさいおっさんしかいない。キョロキョロあたりを見渡してもいない。どうも休憩に行っているのか不在であった。私は仕方なく窓口のおじさんにキーを返し、お礼を言って少し落胆した気分で観光案内所を後にした、少し後ろ髪を引かれる想いだったが、仕方がない。もし彼女と少し雑談でもしていれば、その観光地のイメージはもっといいものになったと思うと残念である。また会いたいという邪な考えやいやらしさが根底にあり、ある意味バチが当たったのかもしれない。素直な気持ちでいることが大事であると反省した。

 

    もうその観光地に行くこともないだろうし、彼女とは二度と会うことはない。一期一会という言葉を噛み締めた胸キュン体験だった。

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胸板が厚い男は格好いい



 

 

 

 

やっぱり胸キュン経験は男女にまつわる思い出が中心ですよね。

乃木坂などのアイドルを見て鼻の下を伸ばしていると、娘からバカにされる50代のおっさんの胸キュン体験はなかなかありませんが、そんなおじさんにも胸キュン体験はあります。

数年前、とある本州の町にひとり旅行した時のこと。駅前の観光案内所でレンタサイクルしようと窓口に行くと、すごく美人なお姉さんが。「おーラッキー」と心はうきうき。すかさず彼女に話かけ、観光地の見どころや自転車での行き方などを確認。長々と雑談し、すごく得した気分で観光名所へと旅立ちました。

さて、観光地を堪能したのち、自転車を返却するため再び観光案内所に。また彼女とお話しできると思いきや、窓口にはおじさんしかおらず。どうも休憩で交代していたよう。現金なもので、そのおじさんには少ししか話さず、そそくさと観光案内所を後にしました。とても残念な気分でしたが、もう一度会いたいなあと、今でも気になっています。中年おじさんの胸キュン体験でした。。