笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字835は「二」。各都道府県の第二の都市に行こう

今日漢字は「二」。二十歳、二重、無二、二本松市坂上二郎

 

    都道府県には多くの都市があり、通常は人口の一番多いところが県庁所在地であるのが普通。しかしそれに続く二番目に人口が多い街については、今ひとつ知名度が低い。我が北海道も札幌市は世界的にも有名な街だが、第二の都市となると、話題にも上らない。ほとんどの人は函館が第二の街と勘違いしているが、道北の旭川市が第二の街。それくらい知名度がない。

 

    観光で訪問するにしても、県庁所在地はホテルや飲食店も多く賑やかだし、何となく美人が多いイメージがある。これが第二の都市となると、余程の観光名所でもない限り、田舎くさく、若者が少なく活気がないため、訪問への食指が動かないのも事実である。ただ、県によっては県庁所在地よりも有名な第二の都市があり、そういうところに敢えてチャレンジしてみるのも面白い。

 

    日本の都道府県のなかで、第二の都市の方が県庁所在地よりも有名な街のナンバー1は岡山県倉敷市だと個人的に思う。県庁所在地は岡山市で、ここには後楽園という庭園や、岡山城がある。一方倉敷は、蔵と堀を中心に古い風情の町並みが残る。私も倉敷を訪問した時は、岡山には目もくれず、真っ直ぐ倉敷に向かった。倉敷では堀の近くのホテルに投宿し、朝は静かな堀沿いを散策し、つかの間の江戸の風情を堪能した。倉敷観光ののちは、岡山市に寄ることなく、瀬戸大橋を通って四国に渡った。岡山市には何の未練もなかった。

 

    もうひとつは長野県松本市。県庁所在地の長野市冬季オリンピックが開催された都市でもあるし、北陸新幹線も通る。市内には善光寺という有名な寺社もあり、信州の雄ともいえる街。しかし私は長野市には目も向けず、一路松本を目指した。松本には何と言っても国宝松本城がある。長野県に行って松本城を見ないのは、城好きな私にとってはあり得ない。従って当然ながら長野市をすっとばし、松本市に向かったのであった。

 

    このように、天の邪鬼的ではあるが、県庁所在地には敢えて行かず、第二の都市を観光の目的地として目指す発想があってもいい。人と行動様式を変えることで意外な発見ができるかもしれない。

 

    気になっている街、個人的に次に行ってみたい街は、山形県酒田市福井県敦賀市。どちらも地味系でほとんど話題に上ることもない街だが、山形市福井市のようにありきたりの街に行くのではなく、何の目的もなく、寄り道感覚で訪問してみるのもいいと思う。もしくは、長崎は佐世保バーガーで有名な佐世保市や、大阪は商人の町、堺市がある。探せばいろいろな町があり、「第二の街探し」で目的を持って調べることで、旅の醍醐味も増すと思う。

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佐藤二朗はいい味を出している