笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字855は「案」。札幌市内をタクシーで案内しよう

今日の漢字は「案」。提案、案件、名案、腹案、思案、答案。

 

   頭の体操シリーズ第四弾。市長、魔法、偽プロデューサーに続いて今回は、もしもタクシー運転手だったら。

 

   札幌に来た観光客カップルを案内しよう。時間は3時間コースの3万円とした。

 

    スタートは、サツエキ。まずは市内を流しながら、観光名所を巡ろう。

    サツエキから車で5分の札幌時計台。鉄板の観光名所でがあるが、日本3大がっっかり名所(他は高知のはりまや橋と長崎のオランダ坂)でもある。北海道に来た観光客は、牧草地など雄大な景色をバックに颯爽と立つ時計台を想像してくるが、さにあらず。ビルの谷間にひっそりと佇む時計台に唖然とする。それは仕方がないと諦めてもらおう。

    ただ、札幌に来てこれを見ない手はない。タクシーを路肩に止めて札幌のシンボルの前でパチリと記念撮影をしてあげる

 

    お次はさらに車で5分の旧北海道道庁の赤レンガ庁舎。1888年に建設された重厚な明治期らしい建物で、赤色のレンがが映える。こちらも建物をバックに記念撮影。

 

    そろそろ郊外に案内ということで、目指すは大倉山ジャンプ台。市内から遠目にもはっきり見える山の中腹にあり、大通公園沿いの道路を通りながらジャンプ台を目指す。ここは1972年の札幌オリンピックラージヒル(当時は90メートル級)競技場。麓からリフトでスタート地点まで行くことができ、30度の急傾斜の滑走路を見ながら札幌市内が一望できる。展望台自体は市内から車で30分ほどの藻岩山が有名ではあるが、私は大倉山の方が好きである。リフトで登るのでジャンプ台を横目に見ながら規模を体感できる。日本にはラージヒルジャンプ台が数少ないから、貴重な体験だと思う。ちなみにここで飛ぶジャンパーは、街に向かって飛び降りる感覚だとかで、ジャンパーにとっては珍しい体験ができる。

 

    そろそろお腹がすいたので、ラーメンでも食べよう。ここはススキノ近くのえびそば「一幻」に行く。ここは旨い。エビの出汁が効いていて、本場の味噌ラーメンともひと味違う。ここでお腹を満たしてもらおう。

 

   そのあとはデザートタイム。札幌ドーム近くにある八紘(はっこう)学園のソフトクリーム。北海道らしい濃厚な牛乳で作られたソフトクリームは絶品。記憶に残る味となる。

 

    さて、もう一度郊外を目指して最後は「石屋恋人パーク」。北海道が誇る銘菓「白い恋人」を作る石屋製菓のお菓子のテーマパーク。お菓子の歴史が学べたり、工場で白い恋人を作る工程が見られる。スイーツ王国の真髄を披露。ここでキングオブおみやげの白い恋人を買っていただきましょう。

 

    以上の観光コースをタクシー運転手としてバーチャル案内。札幌市内はそれほど観光名所がないが、探せば楽しめるところはたくさんある。他にも札幌ドームもあるし、2年後には隣町の北広島市に日ハムの新しいフランチャイズ球場ができる。1日、2日は十分楽しめる観光案内なのである。

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案ずるより産むがやすし