笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字650は「性」。○○キャラは性格を表すのか

今日の漢字は「性」。品性、個性、習性、慢性、性急、根性、具体性。

 

  〇〇キャラというのがある。性格や行動性や態度で印象付けられるキャラクターである。

   私の場合は居眠りキャラ。

   何のことかというと、酔って寝てしまうこと。私は元来、お酒が弱い。すぐ顔が赤くなるので、アセトアルデヒドのアルコール分解酵素が少ない。それでもってすぐ眠くなってしまう。

    一次会の居酒屋などでは、何とかもつものの、二次会に行くともうだめ。必ず寝てしまう。カラオケでガンガン音がかかっていようが、お構いなしに寝る。会社の同僚から付けられたあだ名が「居眠り〇〇」(〇〇は私の名前)。なぜか二次会のスナックのソファが心地よく、カラオケもほど良いBGMの子守歌のように聞こえるから不思議だ。

   残念ながら、歌も歌わず、ほとんど酒も飲んでいないのに、お開きの際は割り勘できっちり払わされるから、いつも割り勘負け。それじゃあ行かなければいいだろうと指摘されがちだが、一次会でほど良く入ったアルコールが脳を麻痺させ、私を魔界へと誘うのである。

 

   高校時代の友人では、ふけキャラ。とにかくおやじキャラで、同い年とは思えないくらい老けていた。貫禄があるから、高校生に見えず、よく大学生に間違えられていた。頭脳も明晰で、教え上手だったため、付いたあだ名が「教授」。     先生を通り越して教授というのが、老け具合を象徴していたが、「あいつは絶対、将来教授になるぜ」と噂していたら、本当に大学教授になってびっくりした。有言実行というわけではないが、我々も先見の明があったのかと、同窓会ではいつもその話題になる。

 

    同じく高校時代の女の子のぶりっ子キャラ。今や「可愛い子ぶりっ子」も死語となった。その言葉の代名詞の松田聖子もすっかりおばはん。その系譜のぶりっ子キャラは彼女以降、現れていないような気がする。私が高校の頃はぶりっ子全盛期。多くのぶりっ子キャラの女の子が量産された。隣の机にいた女の子に「この問題わかんな~い」と猫なで声で言われ「殴ったろか」と思いつつも、丁寧に教えていた自分がいた。内心「なんやこいつ」と思いつつも、心の中でデレデレしていたことは否定できない。

 

    大食いキャラ。大学生時代の知人。まあよく食べた。カレーライスのラーメン付きは当たり前。定食のご飯は必ず大盛。人が残したおかずまでも平気で平らげる。ついたあだ名が「スイーパー〇〇」。掃除機か。体育会系のノリでがっつり太っていたが、まったくお構いなしに、食べることに青春を謳歌していた。いつも食べることばかり考え、思考が根本野獣。しかも味は二の次で、たくさん食べられるかどうかが、すべての判断基準だった。大食いタレントが世にはたくさんいるが、彼ら、彼女らも、この男と同じように、いつも食べることばかり考えているのだろうか。付き合う我々はたまったものではなく、自然と付き合いが消滅してしまった。今思うと愛すべきキャラクターだが、50代の今、糖尿病になっていないか心配である。

 

   世には様々な〇〇キャラがいて、面白い。

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