笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字506は「拡」。プロ野球球団の拡大について考える

 今日の漢字は「拡」。拡大、拡張、拡散。

 

    とある雑誌で、プロ野球の球団を4チーム増やして16チームに拡大してはどうかと王貞治氏がラジオで語ったという記事を見かけた。

 

    福岡、仙台、札幌のように、パリーグの地方移転、フランチャイズ化が成功を納める中、おらが街にも球団をという機運が盛り上がるのは自然の流れ。四国や北陸には独立リーグもでき、野球人気が根付く土壌がある。

 

    記事では、4球団が増えた場合の候補地として、沖縄、松山、新潟、静岡を上げていた。

 

    四国は野球熱が高いらしいし、新潟はアルビレックスがサッカーチー厶とバスケットチームのプロチームを運営するなど、スポーツが盛んであるし、運営ノウハウはある。

 

    あとはチームを所有する意志のあるスポンサーと、2~3万人の観客が収用できる球場があれば、受入数体勢は整う。

 

    野球人気に翳りがあるのでは、との見方もあるが、プロ野球球団を持つことに対する企業の広告効果は抜群である。楽天オリックスしかり。ライブドア近鉄を買収しようとしたのも、広告塔に利用しようとしたから。スポーツニュースで毎日球団名が連呼される広告効果は抜群である。

 

    アメリカ大リーグも過去何度かエクスパンションでの拡大政策がとられ、現在は30チー厶を数える。日本の野球も人気回復の起爆剤として、新しい街に球団を作ることは、その地域の周辺産業の活性化にも大きな役割を果たすであろう。

 

    全く個人的に、地方に球団が出来るとして、どの地域がいいか考えた。

 

    少なくとも四国には作るべき。周辺人口からすれば、高松か松山だが、松山は広島と近いので、商圏がかぶる。40万人の人口を抱える高松が現実的か。徳島なら大塚製薬という大手スポンサーがいる。

 

    北陸、甲信越は新潟で決まり。北陸は中日ファンが多そうだから、需要開拓には苦しむであろう。新潟には、コメリ、コロナ、亀田製菓がある。

 

    沖縄という意見には否定的。なぜならキャンプ地だから。キャンプ地銀座の沖縄には、シーズン前の春先に十分楽しんでもらえると思う。

 

     その代わり静岡は魅力的。草薙球場は使える。巨人ファンが多そうだが、新球団となれば多いに盛り上がりそう。

 

    最後の地はどこか。私は熊本を押す。九州に2球団は許容範囲。中、南九州のファン獲得に熊本魂がはち切れそう。しかもセリーグに在籍となれば盛り上がること間違いなし。

 

    ちなみに水島新司作のコミック、「ドカベン ドリームトーナメント編」では、セ・パ16球団によるトーナメント戦が繰り広げられる。

 

    架空のトーナメント戦だが、セ・リーグは新潟と京都、パ・リーグは東京と松山の2チームずつが増えている想定で試合が行われる。やはり、新潟は球団創設の地域としては適切なのだろう。

 

    そんな妄想をしてみたが、身近にプロ野球球団があることは、子供や高校球児に夢を与える大きなチャンス。全国に野球文化を根付かせる意味においても、拡大路線はぜひ検討いただきたいと思う。

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拡声器を持って煽るサッカーのサポーターがいないのは寂しい