笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字872は「知」。高知県の安芸市は春キャンプのメッカ

今日の漢字は「知」。知識、熟知、承知、知人、通知、告知。

 

  徳島から時計回りで高知県。全国都道府県の中で、唯一行ったことも、通過したことも、かすったこともない未踏の県。四国は何回か行ったが、なぜか心理的距離が遠く、高知県まで足を伸ばすことなく今に至っている。歴史の世界では、坂本龍馬の活躍を小説で楽しんだし、吉村昭「漂流」では、土佐出身の船乗りが鳥島でサバイバル生活をする姿に感激した。また、子供が幼少の頃お世話になったアンパンマンの生みの親、やなせたかし高知県出身である。さらに札幌の初夏の一大イベント「よさこいソーラン祭り」は、高知のよさこい祭りを北海道バージョンにアレンジしたもの。いろいろ思い出せば、生活の中で何かしら高知とのつながりはある。

 

   そんな高知県の春の風物詩はプロ野球のキャンプ。阪神タイガースのキャンプ地は高知県安芸市で、随分長いことキャンプを張っている。いつもニュースやスポーツ紙で頻繁に阪神キャンプの動向を報じていて、阪神ファンの私としては、シーズンを占う意味でどうしてもキャンプの成果が気になった。

 

   そんな阪神は、優勝するための戦力は毎年今ひとつで、どうしても新外国人に頼らざるを得ない。アメリカからスラッガーを連れてきて、キャンプでホームラン連発となると、必ずスポーツ紙は「バースの再来」と囃し立て、ファンに期待感を抱かせる。阪神番の記者は安芸市営球場でポンポンホームランを飛ばす新外国人選手に「今年こそは優勝や」と筆が走る。ファンも「バースの再来なら優勝間違いなし」と確信する。

 

   しかしキャンプで調子が良くても、各球団から研究され尽くした公式戦ではさっぱり打てなくなり、不振に陥り2軍降格。そのまま帰国というパターンが相次ぐ。

    最も有名なポンコツ外人は、グリーンウェル。現役バリバリの大リーガーで3億円の契約金の鳴り物入りで入団するものの、安芸キャンプはおろか、公式戦でも全く活躍することなく、5月にあっさり退団。グリーンウェルはGW(ゴールデンウィーク)と共に去ると馬鹿にされた。

 

   それ以降、私は「いつも安芸キャンプは眉唾物」と冷静に見つめている。シートバッティングでのホームラン連発は当たり前。実戦形式でいかに日本人投手を攻略できるか、それが問題である。

   バース、オマリー、マートンなど、たまに優良外国人選手が活躍することがあるが、その比率は2勝8敗くらいのレベル。ハズレくじばかりの阪神外国人と書いたら批判を浴びるだろうか。

 

   さて、高知のサッカー。残念ながらJリーグチームはなく、JFL高知ユナイテッドSCというチームが在籍。アイゴッソ高知と、高知UトラスターFCという2つのチームが2016年に合併し、将来のJリーグ入りを目指す。四国4県の中ではサッカー後進国の高知にJリーグチームが誕生し、バトルオブ九州ならぬバトルオブ四国を展開してもらいたい。

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