笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字447は「病」。糖尿病について考える

今日の漢字は「病」。病気、熱病、五月病、疾病、病膏盲(こうこう)に入る。

 

     久し振りの青森ネタ。とにかく日本酒大好き県民である。ビールと焼酎中心文化の北海道とは全く違い、ビール1杯飲んだら即日本酒。お酒を辞めて何年も経つ身としては、よく飲むなーと第三者的に見ていた。お酒と関係があるか、しょっぱいもの好きで、ラーメンのスープもやたらと濃い。実は青森はラーメン激戦区で、朝からラーメンを食べる「朝ラー」 の習慣があるほどラーメン好きが多い。それはいいのだが、濃いスープには辟易した。カウンターには割下のお湯が置いてあって、濃いスープをお湯で割って薄くするのだが、お湯で割ってもしょっぱくて、とても飲み干せない。しかし地元の人は普通にスープを完食。全く気にしていない。

 

    実はちょっとした病気で青森の病院に入院した際、コミュニティルームで世間話をしたジモティーのおじさんは、糖尿病の治療で入院していた。聞き取りずらい津軽弁を必死に聞くと、青森人はとにかくしょっぱいもの好き。刺身にどぼどぼ醤油をかけるのは当たり前。だからその習慣が仇となって、今、治療で苦労しているんだと自虐的に語っていた。おそらく寒く閉ざされた冬を過ごすために、塩辛いものを食べて命を長らえてきた先人の食習慣の歴史があるのかもしれないが、そうであれば北海道人も同じはずなのに、それほど塩辛いものに執着はない。雪国では括れない不思議さがある。

 

   ところで糖尿病になると、視力に大きな影響を及ぼし、ひどくなると失明の危機もあるという。

    糖尿病は血糖値を下げるインシュリンが効かなくなるのが主原因であるが、そもそも人類の進化においては、血糖値をあげるホルモンは、コルチゾール、アドレナリンなど数種類あるが、下げるのはインシュリンだけである。人類は元々飢餓になっても困らないよう、飢餓を察知すると血糖を増加させようとする指令が働くため、多くのホルモンで身を守ってきた。しかし人間はこの特性に反して暴飲暴食を繰り返すとインシュリンの働きが弱くなり、糖尿病につき進んでしまう。

 

    若いうちは、健康診断も問題ないが、不摂生を続けていくとじわじわと体を蝕んでいくことになる。

 

    50代にもなれば暴飲暴食はないだろうが、お酒を適量以上に飲んだり、塩辛いものを食べ続けると、痛い目に会うことを念頭に置きながら生活をしたいものである。私もアラ還を前にして、以前よく食べていたポテチやえびせん、柿の種のおやつ類を止めた。塩分を気にしながら食べるということも、食のリテラシーを高める50代、60代の必須事項だと思う。

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無病息災はいい言葉だ