今日の漢字452は「扉」。ドラえもんの「どこでもドア」について考える。
飲み会の席の雑談で、ドラえもんの「どこでもドアがあったらどこに行きたいか」で盛り上がった。
女性A「無人島。しかもとっても遠いところ。船や飛行機で乗り継いでいくのが大変なところならなおいい。その土地に住んで一人でのんびり暮らしたい」。私の頭の後ろの悪魔が囁く（・・誰もいない所に住むと気が狂うで）。
それを受けて男性A、「俺はイースター島かガラパゴス諸島。どうやって行ったらいいのかわからないくらい遠い所で、どこでもドアですぐ行けるのは魅力。ダーウィンの進化論を実体験してみたい」と、野口健みたいなことを口ばしる。（再び悪魔。・・イースター島かトースター島か知らんが、何が面白いんや）
続いて男性B「南極かな。一生行くことはないし。氷の大陸もそうだし、野生のペンギンを見てみたい。でもどこでもドアに立つ前に防寒服を着込まないと大変なことになる」と極めて優等生的回答。寒さ対策は必須かも。（悪魔・・ペンギン一度食うてみたい）
男性C「皆さん現実的ですね。僕はといえば、断然スペースコロニー。ガンダムの世界に飛び込みたい。あの鋼鉄製のどでかい宇宙植民地の中で人間がどうやって生活しているのか、この眼で確かめたいです。水とか空気がどうなっているのか、科学的に確認したいですね。グフやドムに攻め込まれるのは勘弁してほしいですが」と超アニメオタクぶりを発揮。女性陣はどん引きしている。（悪魔・・それを言うなら何でシャアに会いたいって言わないんだ）
一方、女性B。「たらふくお菓子が食べたいからお菓子の国。メルヘンでロマンティックでしょ。一生お菓子で困らないマリーアントワネットを目指すわ」（悪魔・・言っていることが意味不明。お酒の飲みすぎか。あっという間に糖尿病やで）
そして私の番。実に現実的な考えで、世界地図を思い描く。はて、一生のうち行ってみたい国はどこだ？ウユニ塩湖？マチュピチュ？ナイアガラの滝？出てくるのはなぜかアメリカ大陸ばかり。それくらい遠いから行きにくいということなのかもしれない。 しかし、言葉に出てきたのはなぜか「モンゴル」。そう、あの大草原に身を置き、360度天空に広がる満天の星が見たい。 （悪魔・・アホか。なんでモンゴルやねん。しょーもない）
同僚たちもぽかん。 「そこですか。地味ですね。なんか朝青龍とかのモンゴル相撲や、居住するゲオ・乗馬のイメージですね」と男性C。 「だいたい世界のどこかに行きたいとしても、モンゴルを選ぶ人などまずいないですよね。見渡す限り草原で、他に何かありますか。1日で飽きそう」と女性A。
私は、「何もないからこそ、世界や大地、自然、星、ありのままの地球が見られる。人間の営みのちっぽけな部分がわかるし、逆に生きているという実感を持てるのではないか」 と反論し、それ以上の話題にはならずに終わってしまった。 （悪魔・・ほら終わったやないかい。オチも何もあらへんがな。ヘタこいたな）
うっせー。確かに地味な選択肢ではあるが、一度ゲルというものに宿泊してみたい。確か椎名誠が、モンゴルは地球を実感できるところだと言ってはずだ。 そんな日本離れしたダイナミックな自然を感じられる草原、チンギスハンなど騎馬隊が疾走した大地を自ら馬に乗って駆け巡りたいというのがひとつの夢である。 （悪魔の野郎もう出てこんでえーわ）
