笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字1004は「麺」。カップ麺は日本の食文化の象徴

今日の漢字は「麺」。うどんの麺、カップ麺。

 

ということでカップ麺(カップラーメン)について考えた。

 まずは自分好みの食べ方から。大好きな食べ方は、カップラーメンの麺を食べ終わった汁にご飯を入れてかきまぜて食べること。

 ラーメンとライスを同時並行で食べるのではなく、ご飯はとっておいて、最後にお茶漬けのようにして食べるのがツウ。

 しかし妻からは、「猫マンマのようだからやめたら」よく怒られる。その昔、キャットフードがない時代は、余ったご飯に味噌汁を入れて猫の餌にしていたため、妻はその印象が強いようだ。今は時代も変わり、ラーメンの汁で雑炊を作るレシピもあり、私は全く気にならず、これを食べる時は日本人で良かったと思える瞬間である。

 

 他にカップラーメンを食べる至福の瞬間は何か。今はお酒を飲むことが無くなったが、以前は、飲んで帰って家で食べるカップラーメンは旨かった。飲みに行って最後はラーメン屋で締めのラーメンというパターンは多いが、それと同じ。飲み会のあと、家に帰る頃には小腹がすく。そんな時にカップラーメンは丁度良い夜食。本当はそのあと寝るだけだから体には悪いのだが、脳は麻痺していて、こればかりは止められなかった。

 

 あとは登山の時に食べたラーメン。青森にいた時、知人と八甲田山に登った。知人はバーナーと2リットルのミネラルウォーターを携行していて、山小屋での昼食の際、お湯を沸かしてくれた。そのお湯で作ったカップラーメンの旨いこと。コンビニおにぎりとソーセージの3本柱の昼食はもうサイコー。大自然に囲まれて都会の喧騒とは無縁の音のない世界で、食文明を象徴するカップラーメンを食べるのは不思議な感覚だったが、あの時の記憶は鮮明に脳裏に焼き付いている。ただしさすがに汁を捨てるのは心苦しく、最後まで飲み切るのはつらかったが。

 

 カップラーメン市場も、日清の細身のカップ麺もあれば、寸胴のどんぶり型のカップ麺など多彩なラインナップを占める。しかし残業時の夜食や徹夜明けの食事、キャンプや登山で携行するカップラーメンは、なぜか日清の細身のカップ麺であることが多い。普段の昼食時には、エースコックのわかめラーメンや、赤いきつね、UFOやきそばなど、うどんや焼きそばなどバラエティに冨んでいるのに、なぜか昼食以外の非日常に突入した途端に日清のカップラーメンに手が出てしまうから不思議だ。最後はやはり定番を選ぶことの安心感なのか、保守的な精神構造なのかわからないが、飽きのこない日清のカップラーメンのデザインを見てしまうと、日本発のカップラーメンとは今後も長い付き合いが続いていくだろう。

 

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麺も常用漢字なのだ