笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字307

今日の漢字は「過」。過去、過日、過呼吸過去帳過酸化水素、過剰反応、一過性。

    過激な音楽と言えばロック。クイーン、KISS、エアロスミスなど、大音量で魂を揺さぶる音楽を奏でるロック。ユーチューブで「イケハヤ大学」を視聴しているが、「文章はロックで書け」というのがあった。要するに、可もなく不可もないいい子ちゃんぶって文章を書くのではなく、ストーリートミュージシャン風に、文体は少し汚なくても本質がつたわれば読者の共感を得られるという主張。

   ということで、昨日、「記憶」をテーマに書いたエッセイを、ロッカー風に書いてみた。

 

   記憶の定着は、自分の脳を震わせるアヘンを打つようなもの。脳のサーバーを増やし、自分を陶酔の世界に導き、もっと知りたい、もっと生きたいという永遠の欲望につなげろ。記憶を定着させるために、脳に槍を突き刺すのだ。

   1発目は、雷に打たれろ。ビビッときた情報に反応したら、自ら体に電流を走らせろ。情報という名の電流は、血液と合流し、ハートと脳を突き刺す槍に変わる。

   2発目はその情報化した槍をポケットにねじ込め。寺山修司は「ポケットに名言を」と言ったが、俺は「ポケットに槍」だ。俺は脳とハートに突き刺った情報を、さらに体じゅうをなぞるのではなく、一旦外に出して、じっと凝視する。そしてそれを、まるで恋人からもらったプレゼントのように、大事にポケットにしまうのだ。

  3発目は発射。槍と化した情報を、弓でテポドンを飛ばすように、大海に向けて発しろ。絶叫するがのごとく、魂が乗り移った槍を遠くまで飛ばせ。それが放物線を描いて海で木っ端みじんに砕け散った時、その残像が魂と脳の中に確かに根を下ろすのだ。

 

   というロック調で文章がをつくったが、何のことやらさっぱり意味不明。多分読者には全く伝わらないであろう。まあロッカー気分で書いたところで、読み手につたえるのはとても難しく、結局ボキャブラリー不足のハードルの高い技ということだ。

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過激派という言葉は最近聞かない