今日の漢字466は「質」。ブログのネタ集めの質問に対し、どう答えればいいのかを考える
今日の漢字は「質」。質屋、悪質、筋肉質、性質、異質、気質、糖質、たんぱく質、人質、実質、質疑応答。
私のブログを見ている知人から質問を受けた。
「ネタになっている漢字ひと文字は毎回どのように選んでいるのですか」
私「一つはネタが先に思いついて、後から漢字を無理やり当てはめる方法、もうひとつは漢字一字からくる熟語を通じて、そこからネタをひねり出すこと」
と答えた。
知人「でも良く続きますねー。すぐネタ枯れしませんか」
私「確かにきついけど、毎日、何でもいいから適当に考えることと、とにかく情報アンテナを高くするようにしている」と答えた。
笑顔漢字を続けて1年。ほぼ毎日漢字を通じたエッセイを書くことはある意味大変ではある。できるだけ毎日書くよう敢えて習慣化して、自分の日課となるように自らを束縛しているマゾヒストである。
常用漢字2136文字制覇を目標に毎日しこしこ徒然なる思いを書いているが、ネタ作りには苦労している。
選ぶ漢字はいつも適当で無理やりのこじつけ感満載。書けそうだと思えば書くし、無理だと思えば後回しにする。
何で2136文字かの根拠は特にないが、目標を大きく持てば続くのではないかと敢えて高いハードルを設けつつも、「意外といけるんじゃないか」と楽観視している。
記載の内容やレベルはさておき、とにかく「考えて書く」ようにしている。
ただ、思わぬ効用もある。頭をひねってネタを絞り出す際に、思いもよらない記憶が脳の海馬からひょっこり現れることもある。「そういえばこんなことがあった」と、懐かしい思い出が突然呼び起こされると、何だか嬉しくなる。
例えばディスコ。実は35年前の大学受験で上京した時、初めてディスコに行った。その時のことはしばらく忘れていたが、ディスコをネタに何か書けないかを思案していたところ、ふと、大学受験の試験が終わって故郷に帰る前日に打ち上げと称して遊びに行った新宿のディスコのことが蘇った。(この詳細は後日書こうと思う)
このように、ネタを通じて、今まで記憶の片隅にもなく、一度も思い出さなかった記憶が、思いもよらない所からひょっこりと顔を出すということがあり、そんな瞬間に出くわすとすごく面白い。
茂木健一郎氏の言う「玉手箱を開ける」現象である。
これも、いつも何かをアウトプットをしようと、虎視眈々とネタという獲物を狙っているから、思わぬ言葉に遭遇した時に、体に電流が走る。その瞬間、「しめた」と思って膝を打ち、忘れないうちにメモしておこうとなる。
また、「考える」という点では、通勤途中、散歩中、電車の中で考え事をしてふとアイデアが出て来たり、風呂、寝る前、昼食時などでも、考え事をするようになった。
ほぼ毎日、はてなブログで皆さんのブログをチェックしたり、ヤフーニュースを頻繁に見たり、テレビ番組をチェックしたり、書籍からのネタ拝借ということも良くある。
堀江貴文氏は著書「本音で生きる」の中で、「大量にアウトプットし、自分で考えることを繰り返せ」という。情報をインプットし、アウトプットして考えることを繰り返せば、「日常のルーチンを改善できないか」、「店で受けたサービスをどう改善すれば良いのか」「ニュースで紹介された新製品を仕事の課題の中で使えないか」など、アイデアや解決策が浮かぶようになるという。「SNSでもブログでも、とにかく考えて情報発信せよ」と述べている。
確かに堀江氏の言うように、ブログを始めてから、考えることが多くなったような気がする。大上段に人に説教するという上から目線ではなく、読み手に何か楽しんでもらいたい、ひとつでも心に引っ掛かるものを残せれば良いと思って日々トライしている。
結果は満足というわけではないが、地道にアウトプットすることで、文章力を磨いたり、思考を整理するという効果が少しずつだが表れてきているように思う。