笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字308

今日の漢字は「帆」。帆船、帆布、出帆、順風満帆、とよた真帆

   女子スピードスケート界の女王、高木美帆。芸能人と同性同名の道産子スケーターには以前から注目していた。

   最初にオリンピックに出たのは、2010年のバンクーバー五輪で、中学生で出場。しかしその後は伸び悩み、4年後のソチオリンピックは代表にもなれなかった。

   女子スピードスケートも橋本聖子岡崎朋美と、10年に1度の間隔で実力者が現れ、全体を引っ張っていくが、岡崎以降はエースが育たず、成績も全体的に低調で、スケート大国オランダの後塵を拝していた。

  そこで日本チームは低迷期を打開すべく、そのオランダからコーチを招き、平昌オリンピックに向けて強化を図った。そこでメキメキと実力を付けたのが高木美帆。コーチ陣の指導に水が合ったのか、高木は平昌オリンピックで国民の期待に見事応え、金銀銅とメダルを3つ獲得。500m金メダルの小平奈緒とともに。一躍時の人となった。

   高木は、それまでパッとしなかっただけに、コーチの指導でここまで変わるかと驚いた。改めてオランダの底力を垣間見るとともに、実力国から指導者を招くことの効用を感じた。黎明期のサッカーしかり、昨年のラグビーしかりである。

   ただ残念ながら、高木のインタビューはいただけない。コメントがそっけないし、淡々としていてあまり上手ではない。沙羅ちゃんみたいにそつなくインタビューをこなしているのを見るにつけ、マスコミ受けすることもアスリートの才能のひとつ。本来は「ミポリン」くらいのアイドル視されてもいい筈なのに、逆に近より難い雰囲気を醸し出している。岡崎の「朋美スマイル」よ、もう一度である。

  スピードスケート自体が、勝負重視のバリバリアスリート感丸出しのため、フィギアやカーリング、女子ジャンプに人気が及ばない一因であるような気がする。その昔長野オリンピックで、スピードスケートがミズスマシみたいだだと発言して大ひんしゅくを買った偉いさんがいたが、個人的にはもう少し華がほしいなと思う。

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帆船のプラモデルは難しかった