今日の漢字856は「誰」。誰が総理大臣をやっても同じ
今日の漢字は「誰」。本物は誰だ。
政治談義をリモートでするまじめ３人組。自民党総裁選について熱く語る。
A夫「自民党総裁選に４人が立候補したけど、誰が選ばれると思う？」
B雄「帯に短し襷に長し。五十歩百歩。誰でもいいいわ」
C男「それを言っちゃあおしまいでしょ。日本の大総理になる人物。前途多難な日本の政治を任せられる人物になってもらわんと困るで」
A夫「強力なリダーシップを取れる人はなかなかおらんで。菅も番頭には向いていたが、リーダーの器ではなかった。今度の4人もたいした変わらんわな」
B雄「プーチンにしても、トランプにしても、強力な個性で引っ張っていく人が評価される時代。俺が俺がぐらいの強い意思で取り組まないと、国民はついて来ないわ。
C男「高市早苗も野田聖子も売名行為ではないか。毎日あの顔を見ると思ったら、うんざりやで」
B雄「そういう意味では、河野太郎のしんきくさい顔を毎日見ると思ったら、テレビを消してしまいそうや」
A夫「菅さんは風貌的にはいいおじさんだったから、顔で嫌悪感はなかったけど、見た目も大事な要素や。河野太郎はいつも苦虫をかんでいるように映るわな」
C男「政策よりも見た目のイメージかい」
B雄「河野太郎は今までさんざん脱原発を主張してきたのに、総裁選に出た途端、再稼働は必要だって。信念はないんかい。狼少年と言われかねないぜ」
A夫「さんざん悪態をついてきて、いきなりいい子ちゃんぶっても、いずれ化けの皮が剥がれるわ。騙されちゃんいけねえぜ」
C男「岸田は？」
A夫「ようわからん。何か地味なイメージや。岸田と聞いて、谷垣を思い出したわ」
C男「自転車で事故った人」
A夫「何かイメージ似ていない？影の薄さもそっくり」
B雄「俺は俳優の段田安則を思い出す。何か神経質そう。それに個性がない。キャラが立っていないというか。キャラの立っていない調整型の菅さんがさんざんだったから、同じようなテツを踏みそうな気もするし」
C男「あはは。確かに段田に似てるわ。段田なら影薄そー。何だかんだでアクの強い河野太郎の方が大衆受けするのかね」
A夫「女性総理の期待もあるが、小池都知事のようにパフォーマンスばかりと見られかねないかも。国民受けするキーワードを並べ立てて、横文字ばかり言いそうな気もする。高市や野田が首相になったら、官僚たちは大変だぜ」
B雄「申し訳ないが、まだ女性総理は早い。どちらかが首相になったら、経済界の重鎮たちに「経営陣に女性の登用を。早く女性社長を出せ」とプレッシャーをかけそう。そうなるとびびる経営者たちが増える」
C男「確かに女性総理だと、経済界はびびるだろうな」
B雄「ヒラリークリントンが大統領になっていれば、女性総理もあったかもしれないが、高市や野田とバイデンの日米会談なんてことになると、日米同盟は大丈夫かと心配になってくるわ」
A夫「国際的にもまだまだ。憲法改正もできないような超保守的な日本の政治にあって、女性総理誕生にはあと20年はかかるだろうな」
C男「小渕優子は個人的に好きだけどね」
B雄「それで結論は？」
A夫「岸田と河野太郎の一騎打ちで、タローが有利とみた」
C男「右に同じ。アベノミクスにあやかり、やったろー(太郎)ミクス」
B雄「イーねー。岸頼(きしだの)ミクスと勝負じゃ」
A夫「結局、誰がやっても国家が転覆するわけじゃないので、ある意味人気選挙なんだよ。官僚がしっかりグリップしていれば、この国は迷走することはない」
B雄「AKB総選挙と変わらないじゃないか。誰がやっても同じって、一体この国はどうなっているのかね。いっそのことトランプに総理大臣やってほしいわ」
