笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字360

今日の漢字は「淑」。貞淑、淑女、淑徳大学


    私が私淑する人物に陽明学者の安岡正篤氏がいる。同氏の著書はよく読むが、その中で日々の言葉365個を集めた「一日一言」という新書サイズの本がある。パラパラめくっていたところ、心がけとして持つべき 「日用心法」15項目の記述が4月8日、9日にかけてあった。いわば安岡氏版養生訓なのだが、2回に分けて紹介したい。
(パート1)
1.毎日の飲食を適正にやっているか。
2.毎晩よく眠れるか。
3.自分の心身に影響を与えているような悪習慣はないか。
4.適当な運動をしているか。
5.日常生活上の出来事に一喜一憂しやすくないか。
6.精神的動揺があっても、仕事は平常どおり続け得るか。
7.毎日の仕事に自分を打ち込んでいるか。
8.自分は仕事にどれだけ有能か、自分は仕事に適するか。


    心身の健康、精神的に安定でいるためには、これらをいつも意識して過ごすのがいいが、ストレスがたまるとついつい疎かになり、忘れてしまいがち。

    私はこの中で重要だと思うのは、やはり睡眠。人間は7~8時間は寝る必要があると言われる。6時間睡眠が続くと、脳が酩酊状態となって、集中力や作業効率が著しく低下するという。

   適正な睡眠時間を取るためには、なるべく余暇の時間を絞って早く床につく習慣にしたいと思っていても、ついついネットなどを見てしまう癖がある。寝る前のブルーライトは寝付きを悪くすることはわかっているのだが、スマホ断ちができない。

   安岡氏がこの時代に生きていれば、「電子玩具をいつまでも弄ぶ下らない悪習慣を絶て」(上記3ー1)と喝を入れられそうである。


   5~8については、コロナウイルスの影響で、外出できない故に運動不足である点と、テレワークにより、平常の仕事が続けられない面がある。

   ただこれはあくまでも一過性であり、心を乱されないようにテレワークだろうが外出自粛に惑わされず、改めてしっかりと日々自己反省をし、仕事に集中する時は集中しなければならないと思う。コロナウイルスとの闘いを甘く見てはいけない。
    心を養い、生を養う。安岡氏の言葉を噛み締めて、今日も一日を大事に生きよう。

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桂銀淑は元気なのだろうか