笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字214

今日の漢字は「実」。実力、実現、実際、事実、真実、実費、実験、果実、村山実小谷実可子。「実るほど頭の垂れる稲穂かな」。人間は学や徳が深まるほど、かえって謙虚になるという諺。良い諺だ。世の中その逆の人が多すぎる。大学やアマチュアスポーツの監督、指導者のパワハラ、某電力会社の金品授受、政治家の「選挙に勝てば上から目線」、大学教授のアカハラ、教師のセクハラやいじめ。毎日聞くに耐えない、見るに耐えないニュースばかり。徳を積んでいるはずの教師の不徳な行為を、天国の孔子孟子は嘆いているだろう。反面、偉くなっても腰の低い人もたくさんいる。知り合いの会社の某副社長は、ぺーぺーの小生に対し、利害関係が無いにも関わらず、平身低頭で接してきて、こちらが恐縮する。とある病院の院長も、院長でありながら、全く偉ぶらず、患者ファーストな対応で評判がいい。この違いは、自分の力だけではなく、要は周りの人たちの手助けや協力のもとに自分が生かされていることを感じるかどうかだと思う。偉くなったのも周りのおかげ。謙虚な気持ちは、常に対面に相手がいて、その人たちに感謝していることから起きる。神輿を担いでくれる人がいるということを忘れずにいる人は、結果的に人からも好かれる存在になる。

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イン・ビーノ・ベリタス 真実はワインの中にあり