笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字1015は「献」。一日一善の社会貢献をしよう

 今日の漢字は「献」。献上、献血、献花、献身的。

 

「一日一善、人類はみな兄弟」というコマーシャルが昔あったが、一日一善、人様や社会のためにお役に立つことを簡単にできるものではない。昨日、埋まった車を脱出させるために、後ろから押して手伝う人の話を書いたが、そのようなケースは人様のお役に立った「善行」と言える。

 

 前にもここで書いたが、自主的に近所の公園を「ひとりゴミ拾い」して、落ちているゴミやペットボトルなどを回収したことがある。そんな「ひとり環境活動ボランティア」を定期的にできれば良いが、いつしか行動自体を忘れてしまう。いけないことである。

 

 そんなちょっとした生活の一シーンで、社会のお役に立てるネタが何かないかを本日、散歩をしながら考えていたところ、近所にある信号付きの横断歩道に差し掛かった。ここの信号は押しボタン式で、小学生の通学路にもなっているため、よく利用されている。自分もそのボタンを押して渡ろうとした際、1mほどの高さのボタンのあたりまで雪山で埋まっていている状態を発見。通路からボタンまで雪の斜面になっていて、体と手を思い切り伸ばさないとボタンに届かない。要するにしゃがんで手を伸ばさねばならず、面倒この上ない。先日の大雪で埋まったのだろうが、子供やお年寄りは不自由していることだろう。

 

 そこで私は一念発起。自主的にこの信号周りを除雪しようと思い立ち、家に引き返してスコップを取りに帰った。家まではおよそ500mはあろか。結構歩くが、「雪の影響で押しにくい信号の押しボタンを除雪によって解消したい」という善行精神で社会のお役に立とうと一大決心したのだ。(大げさ)

 

 硬い雪にも対応しやすい先の尖った「剣先スコップ」を携え、信号付近でガシガシと雪山を崩し始めた。たまにそこを通行する人がいたので、押しボタンも押してあげた。

 雪山を30センチほど掘り下げ、無理な体勢からボタンを押す必要なくなるよう、綺麗に除雪ができた。道路を挟んで向かい側の信号の押しボタン付近も除雪し、汗だくになりながらも20分くらいで終了した。

 

 誰にも褒められるものでもなく、全くの自己満足ではあるが、何となく地域のお役に立てた充実感があった。おそらく道路を除雪する業者の方が作業をするだろうが、それはいつになるのかわからない。それまで不便を強いられるよりはいいと、自分で自分を納得させた。

 

 ちょっとしたことに気づき、自分でできると思ったことはやってみる。社会貢献と言うには大げさであるが、一日一善の精神を心の片隅に置き、何か感じた時にそれを実践すればいい。誰に見られていなくても、きっと誰かは見ていると思えば、なおさら充実感が得られるのではないかと思う。

 

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今日の献立は何かな