今日の漢字953は「髪」。宇宙空間で散髪したらどうなる?
今日の漢字は「髪」。白髪、毛髪、髪結い、危機一髪。
元ZOZOタウン社長の前澤氏が宇宙旅行をした。彼はネットで、「宇宙でしてもらいたいこと100」を募っていて、それを宇宙旅行中に実施したようである。全部やったかどうかはわからないが、自分が宇宙飛行士となって宇宙に飛び出したとしたら、「何をしてみたいか」を考えた。
卓球。ピンポンをしてみたい。打った球がどのような軌道で進むか興味津々。チキータの球の動きはどうなるのか。サーブ自体も球は下に落ちないから、どう打てばいいか、想像もつかない。
水彩画を書く。筆を水につけて絵の具に混ぜる。無重力状態では、絵の具で絵が書けるのだろうか。
けん玉。重力の影響を最も受けやすいのがけん玉。まず、皿に乗らないだろう。球は浮遊しているだろうから、穴にけん先を刺すのも難儀しそうだ。三山ひろしもびっくりの動きが期待できそうだ。
フーセンガム。さすがにフーセンガムは普通に膨らみそうな気がする。何かハードルはあるだろうか。空気が入らないとか?それはないだろう。あっさり成功するような気がする。
ウエスタンラリアート。これには対戦相手が必要。宇宙船の壁に足を付けて水泳でターンする時のように、思い切りドルフィンキックで飛び出して、遊泳する。向こう側から遊泳してきた相手と対峙し、相手の首にラリアットをかませる。名付けて「フライングラリアート」。技が決まれば映像的には「おいしい」と思う。足でやる場合は「稲妻フライングレッグラリアート」。これまたプロレスファンにはたまらない瞬間だろう。
ヘリウムガスを吸って声を変える。地球上なら、ヘリウムガスを吸うと、宇宙人のようなヘンテコな声になるが、宇宙空間ではどうか。そもそもヘリウムガスは吸えるのか。少し気になる。
同様にブーブークッション。同乗する宇宙飛行士にいたずらしたい。
散髪。地球上では、髪の毛は下に落ちるから、掃除しやすいが、宇宙で髪の毛を切ったら、どうなるだろうか。細かい髪の粒子が飛び散るか。掃除するのに大変だろうか。大体、ホコリやゴミが浮遊するのは、考えたみたらかなり衛生的に良くない。間違って吸い込むこともあるだろう。浮遊するゴミをかき集めるのもひと苦労だ。必ず塵やゴミが下に落ちる地球は、考えてみれば、人体には衛生的にいい。
逆さに寝る。そもそも無重力空間では逆さという概念はないから、寝る体勢はいかようにもできる。鉄棒のムーンサルトのように、床に向かって寝たところで、頭に血が上ることはない。だから逆立ちという事象も存在しないことになる。逆立ちしても顔が赤くならないのはいいことだ。
どーでもいい宇宙実験を書いてみたが、前澤氏も似たようなことを実験したのだろう。無重力状態になることで、初めて重力のありがたみを知ることになるのか、帰還した前澤氏にはぜひそのあたりを説明してほしいと思う。