笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字954は「巨」。巨額な旅行費用で宇宙に行った前澤氏

今日の漢字は「巨」。巨大、巨人、巨万の富、大橋巨泉

 

  昨日に引き続き前澤元社長の話。2人で100億円という巨額な旅行費用をかけた前澤氏の宇宙旅行が終わった。本人にしてみれば、ひとつの夢を叶えたことだろう。

 

   これに対し、テレビ朝日モーニングショーでコメンテーターの玉川氏が「金持ちの道楽だ」と発言し、物議を醸している。個人的にはこのコメンテーターの玉川氏は何かにつけて上から目線のコメントが多く、好きではない。風貌もいつも苦虫を噛み潰しているようで、いかにも報道記者。テレビ朝日の記者とはいえ、なぜこのコメンテーターを起用するか理由がわからないのだが、SNS上では、「僻みややっかみだ」と批判する意見が多かった。

 

    確かに多くの人が指摘するように「自分のお金で旅行して何が悪い」という感覚は正しい。たまたまそれが宇宙だっただけであるし、多くの人々は子供の頃、「宇宙に行きたい」と夢見たではないか。それを自分が汗水たらして労働した対価を使って夢を叶えたのだから、道楽だと批判するいわれはない。「宇宙に行きたくても行けない人の僻みややっかみだ」との批判に私は賛同する。

 

    百田尚樹氏が前澤氏のことを「巨万の富の使い方に迷走しているが、一生懸命にお金を使おうとしている姿がすがすがしい」という趣旨のことを発言していた。よく「それだけお金持ちなら慈善事業に寄付しては」という意見も散見されるが、自分がもし億万長者だったら、果たして慈善団体に寄付するだろうか。絶対に自分のやりたいことにお金を使うだろう。多くの宝くじ購入者は自分の欲望を満たすために一攫千金を目指す。だから「儲けたお金は恵まれない人に寄すべき」は偽善でしかないと思う。しかも大富豪の多くは生前、お金を使い果たすことなく死に、親族が遺産を引き継ぐだけである。そういう意味では、前澤氏は、宇宙旅行だけではなく、「宇宙からのお金贈り」として、多くの人にお金をあげるなど、生きているうちになんとかお金を使い果たそうという意識が見てとれる。大胆にお金を使う前澤氏は、「今を生きる」ことを精一杯楽しんでいて、お金のことを抜きにしても大いに参考になる。

 

    ともあれ、前澤氏が、無重力状態の中、子どものようにはしゃいで楽しんでいる映像を見ると、羨ましいとともに、とてもわかりやすい「夢を叶えた姿」だ。宇宙旅行という凡人が達成できない偉業を成し遂げた彼の行動は、もっと評価、賞賛されて然るべきだと思う。

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巨人、大鵬、卵焼き