笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字365

今日の漢字は「脈」。人脈、金脈、鉱脈、動脈、脈拍、山脈、文脈、脈略。

   「なぜかうまくいく人 頭がいいのに残念な人(日本心理パワー研究所)」に、コミュニケーションで参考になる記述があった。

「人脈は広げなくて良い。人脈は常にコンタクトをとり続けないと維持も拡大も望めない。だからエネルギーの割に効果は期待できない。だから人脈は広く浅くよりも、狭く深くで良い。無理に広げる必要は全くない」。

  これを読んで膝を打った。多くの自己啓発書には、「成功したり人生を楽しむためには、人脈を広げることだ」とあるが、正直自分ではしんどいなーと思っていた。

 

    私は酒を飲まないため、ワイワイガヤガヤの飲み会は基本的に嫌い。また人と会うのも積極的ではなく、見知らぬ人が集うパーティーなどは億劫に感じる、いわば非社交的で内向的な性格であるから、わざわざ無理をして人脈を広げたいとも思わない。

    50歳を超え、さらに知り合いや仲間を増やそうという意欲もない。要は面倒くさいのである。

    何も八方美人である必要はなく、この本が示す通り、人との付き合いは狭く深くでいいと思う。

   その実例をひとつ。

    会社の中で長年付き合いのある同世代の女性2人と仲が良い。職場が過去に一緒だった縁ではあるが、その後2人とは、一緒に仕事をすることもないのに、なぜか忘れかけた頃に3人で連絡を取り合い、たまに会ってランチをしたり、夜ご飯を食べたりして、近況や家族のことや他愛も無いことを話して終わる。

男1人女2人と、奇妙な組み合わせながら、3人ともお酒が飲めないので、グダグダになって愚痴合戦になることもなく、いつもさらりと終わる。2次会に行っても喫茶店というスマートさ。共通の友人は他にもいて、誘おうと思うと、もっと大人数になって楽しいのだろうが、なぜか3人が落ち着くのである。

    そうした関係がもう何年も消滅することなく続いている。     不思議なのだが、まさにこの人脈は、狭く深くの一例。安否といっては大げさだが、たまに会ってお互いの状況を確認するのは、特にエネルギーを使うわけでもなく、自然体で接することができるからいいのである。

    そんな人脈が二つ三つあれば十分というのが私の思いである。

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不整脈には注意が必要