笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字261

今日の漢字は「誤」。誤診、誤解、正誤表、誤謬、誤認、誤記、誤植。

  「世紀の誤審」と言われたのは、シドニーオリンピック男子柔道100キロ超級、篠原信一とフランスのドゥイエの決勝戦。内股透かしで篠原一本と思いきや、ドゥイエの有効が優先し、結果、篠原は銀メダルに終わった。内股透かしは高度な技であったが、審判の判定が覆ることはなかった。篠原は記者会見で「弱いから負けた」と殊勝なことを述べたが、内心審判に負けたと思ったことであろう。

  記憶に新しいところでは、2019年J1リーグ浦和レッズVS湘南ベルマーレ。湘南の選手が放ったシュートがレッズのゴールを揺らすものの、ボールがそのあと自らゴールの外に弾き出るという、滅多にない現象。見る角度によっては、ゴールを外したともとれ、審判も死角であったのかゴールは認められなかった。湘南側の10分にもわたる猛抗議も実らず、異様な雰囲気の中、試合はリスタートとなった。リプレイでは誰がどう見てもゴールであり、主審のみならず線審も第4審判も見逃すという大失態は、湘南にとっては不幸としか言いようがない事件であった。しかし何と試合はベルマーレの大逆転で幕を閉じ、ベルマーレの監督が会見で怨み節を言うこともなく、サッカー協会としても大ブーイングの難を逃れた。

   野球も既にビデオ判定が導入されているが、機械の判断は正確無比である。相撲ですら、ごついおっさんが「物言い」で集まって協議しているが、実は随分前からビデオ判定を採り入れているという。プロで飯を食べる選手や力士は1勝の重みは大きく、観客が敵味方関係無く納得するためにも、ビデオ判定は様々な競技で採り入れるべきである。

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間違い、誤りはすぐに訂正しよう