笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字は904は「模」。神奈川県相模原市は政令指定都市

今日の漢字は「模」。模倣、模写、模擬店、模型、模様、模索、模範。

 

   神奈川県。

    関東の次男坊的存在の神奈川県。何と言っても日本第二の都市、横浜市の人口は372万人もいる。3位の大阪市の269万人をぶっちぎり、政令指定都市では最も人口が多い。しかも神奈川県には、他にも川崎市相模原市政令指定都市が3つもある。政令指定都市が2つある県は、福岡、北九州の福岡県や静岡、浜松の静岡県はあるが、3つは神奈川県だけ。東京を除いて、いかに巨大な県かがよくわかる。

   それにしても、川崎市はまだしも、相模原市政令指定都市というのが解せない。というか、超地味。そのことを知っている日本国民はどれくらいいるだろうか。ただ、調べてみると相模原市は何と人口が72万人もいる。岡山市熊本市と同じくらいの人口規模なのである。もう少し全国的にPRしてもいいのにと思う。

 

   さて、神奈川県が脚光を浴びるのは、1年に1度。それは箱根駅伝のとき。大会は延々とテレビ中継されるから、神奈川県内の風景が嫌が上でも目に入ってくる。私もプチ駅伝ファンなので、テレビから離れられないが、そうは言っても5時間も6時間も見続けるのは困難。大概は1区および襷を受け渡す鶴見中継所、そして花の2区および戸塚中継所あたりで視聴力がダウン。ここで飽きてくる。他局の新春特番に移るか、録画していたガキツカに切り替える。そして数時間後、5区の山登りにチャンネルを切り替え、箱根芦ノ湖のゴールテープを切るクライマックスで、往路優勝校を確認していいる。

 

    だから戸塚から小田原あたり、特に湘南海岸を選手が強風を受けながら走る箇所がどうしてもだれてしまうのである。

    駅伝ファンの私の友人は、御用邸がある葉山に住んでいて、比較的駅伝コースに近いので、毎年沿道に出て駅伝ランナーを見学する。羨ましい限りだが、今年の大会はコロナで観戦自粛だったので歯がゆい想いをしていたのだと同情する。

 

    さて、神奈川のサッカーチームは多い。横浜Fマリノス川崎フロンターレ横浜FCベルマーレ平塚。さらにJ2の相模原SCがあるほか、J3にはYSCC横浜が控える。なかなか懐の深い構造である。県内の各チームが対戦する際は神奈川ダービーと銘打たれ、熱戦が繰り広げられるが、おもしろいのは相模原。隣町が東京都町田市で、ここにはSC町田ゼルビアがある。まさにダービーの格好ネタで、県を跨いだダービー、「武相ダービー」が開かれる。江戸時代でいうところの「武」は武蔵の国(町田)、「相」は相模の国からきている。このように、ほとんどの日本人はその存在を知らなくても、地元同士が熱い戦いを繰り広げるのは、サッカーならでは。当事者にとっては、ライバル意識剥き出しの、お互いに「絶対に負けられない」ハラハラドキドキ感満載の対戦になると思われる。

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高校の文化祭の模擬店はワクワクする