笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字302

今日の漢字は「歩」。徒歩、歩道橋、遊歩道、将棋の歩、競歩、徒競走、国木田独歩

   過去にタイムスリップするとすれば、どの時代かと聞かれれば、有無を言わさず江戸時代と答える。なぜかと言えば、当時の人気街道、東海道を当時の旅人とともに歩いてみたいからである。

    この時代は多くの旅人が江戸京都間を往復したり、伊勢神宮にお参り目的で移動した。東海道は約500Km。1日約40Km歩き、踏破にはおよそ14、5日かかったそうだ。今や新幹線でたった2時間の道のりを、各宿場に逗留しながら観光しつつ、2週間かけて歩くスローな旅を、弥次さん喜多さんの気分になって体験してみたい。

   そういう東海道などの街道を、長期間かけて踏破したり、散策するのが中高年の間で静かなブームだという。当然街道自体が全て残っているはずもなく、国道になったり、住宅街に姿を変えている所は多々あろうが、箱根の街道などは昔ながらの面影を留めていると聞く。

  池内紀氏の著書「東海道ふたり旅」では、そんな在りし日の東海道の姿が甦ってきて、思わず旅情がかきたてられる。しかし小生が居住地する北海道から東海道を目指すにはハードルが高すぎる。「小田原から箱根」とか、「浜松から新居の関所」など、地図をつぶさに見ながら脳内シュミレーションで楽しむのがオチである。

f:id:laughing-egao:20200228220310j:plain

江戸川乱歩の小説を読もう