笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字248

今日の漢字は「緑」。緑色、緑茶、緑化、新緑、常緑樹。漢字だと緑市と書くはずだが、ひらがな市の「群馬県みどり市」。3つの町村が平成18年に合併して出来た市。緑が溢れる町でいてほしいとの願いを込めて命名されたらしい。他の町のことだから、とやかく言われる筋合いでないと言われればそれまでだが、あまりにも特徴が無さすぎ。一般名詞を使った市は他にもさくら市があるが、「はて、どこの県?」と言われるのがオチだろう。ネットを見ると、合併時の名称募集の際、みどり市の地域には、江戸時代に銅を運んだあかがね街道があったり、赤城山の麓であることから、「あかがね市」や「赤城市」の候補もあったそう。市町村合併でその地域の歴史性を示す証が失われることがよくあるが、よりによって何の特徴もない「みどり」を使うことに意味があるかと思ってしまう。「住んでいる住民が満足すればいい」という意見もあるが、全国津々浦々で、同市の出身者が「どこの出身?」と聞かれ「みどり市です」と答えた相手の反応はいかほどのものか容易に想像がつく。小生ならば「あかがね市」を推奨。「江戸時代に江戸に銅を運んだ街道があって栄えた歴史があるんです」と町を紹介でき、会話が弾むと思うのだが、どうだろうか。

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緑が丘という町名は全国にどれくらいあるのだろうか