笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字は1044は「稽」。荒唐無稽なアイデアを考える

今日の漢字は「稽」。稽古、滑稽。

 

ニューコンセプト大全 仕事のアイデアが生まれる50の思考法」(電通Bチーム)の中に、ありえない仮説を立てる「荒唐無稽仮説法」がある。ありえない仮説を立てて思考停止を打ち破る。ビッグアイデアは荒唐無稽な仮説から生じる。

 

 その電通Bチームが編み出したウェブツールが、「荒唐無稽仮説発射台」。自分が仮説を立てたいテーマを入力すると、2軸の表が表れる。縦軸が「自由な/縛られた」、横軸が「上級者向け/初心者向け」でセグメントする。

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 テーマを例えば「豆腐」と入力すると、「自由で上級者向けの豆腐」、「自由で初心者向けの豆腐」、「縛られた上級者向けの豆腐」、「縛られ初心級者向けの豆腐」の4つの荒唐無稽な考えから発想を始められる。いわば無理やり仮説を立てると、思いもしない課題解決法が見つかるというのだ。

 

 では、上記仮説に則って、豆腐をテーマにした商品アイデアを考えよう。

・「自由で上級者向けの豆腐」・・富裕層に食べてもらう豆腐は何か。ひとつは、ワインとともに高級豆腐を食べる。フレンチレストランでワインとともに豆腐を提供してはどうか。ただの豆腐では面白みがないので、前菜のサラダを豆腐サラダにしてみる、メインの肉料理の付け合せにポテトではなく、豆腐をつけるなど。いけそうだ。

・「縛られた上級者向けの豆腐」・・豆腐を贈答に使う。高級豆腐贈答セット。ネットを調べると結構贈答用の豆腐が売られている。最高級の大豆、美味しい自然水などで手間暇かけて作られた豆腐はメイドインジャパンの真骨頂。ヘルシーブームを反映して海外の富裕層に売り込む。

・「自由で初心者向けの豆腐」・・これは豆腐のデザート化。トーフ単体ではデザートにならないから、トーフアラモード戦略。プリンアラモードのように、トーフをスイーツに見立て、豆腐を中心に果物をレイアウトしたり、生クリームやアイスをトッピングしてデザートのように食べてもらう戦略。喫茶店で出したらいけるかもしれない。

・「縛られた初心者向けの豆腐」・・キャラクター豆腐。豆腐は何も四角四面である必要がない。製造過程で形を自由に変えられると考えれば、作ってみたいのが、「アンパンマン豆腐」。これをスーパーで売り出し、家族連れに買ってもらう。子どもが豆腐好きになることは間違いない。卵豆腐はメロンパンナちゃん風に作る。小学生向けには◯◯レンジャーのキャラクター。受けると思うがどうだろうか。

 

 要はこのような突拍子もない荒唐無稽な発想が、商品化につながることを意識してアイデア出しをするのは面白いということを言いたかったのである。

 

 最後に、「自由で初心者向けの日本ハムファイターズ」は何か。野球ファンでない人にファイターズの野球を見てもらう。野球場のエンタメ化。それは野球をおまけと考え、グルメ戦略に徹する。私が考えるのは、スタジアムグルメの食べ放題。3000円グルメチケットで、スタジオ内のお店のすべての食事が可能。グルメを楽しみながらついでに野球を見る。このアイデアは野球初心者に刺さりこむこと間違いない。というアイデアを考えると頭の体操になる。