笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字1038は「業」。業界紙にもいろいろある

今日の漢字は「業」。農業、作業、事業、学業、偉業、業績、卒業。

 

 以前、分冊百科「日本の島」のことに触れてから、日本の離島に興味があり、ネットをちまちま見ているなかで、離島の情報発信をする新聞社「離島経済新聞社」なるサイトにたどり着いた。有人離島専門のウェブマガジン「離島経済新聞」と、季刊誌「リトケイ」を発刊している。さまざま離島の産業や経済、子育て、教育支援、移住情報など、離島にまつわる情報を発信している。世の中には、いろいろなことをやっている人がいると改めて感じる。

 

 この場合はウェブだが、日本にはそれ以外にも多くのいわゆる業界紙・専門紙がある。日経や読売のような全国紙やブロック紙、地方紙と違い、購読者は業界関係者が多いが、ほとんどは知られていない。そんな新聞社をネットで調べてみた。

 

・日本パン菓子新聞社・・その名の通り、パンとお菓子の新聞社。購読層はパン屋さんが多いのだろうか。日本にパン屋は1万軒もあり、少しでも読者を取り込めば、儲けも出ると想像。

・全国ドライ新聞社・・略してゼンドラ。ドライと言えばドライクリーニング。洗濯やドライクリーニング情報をお伝えしているよう。こちらは全国で3万軒もある。地道に営業すれば、パン菓子新聞以上に売れそう。

・石鹸新報・・日用品化粧品業界の情報を提供。昭和的な響きがいい。

・ドラックマガジン・・薬業・医療情報を提供。ひとつ間違えると怪しい人に届きそうな危うさがある。

・セメント新聞・・セメント関連業界の情報を発信。こんな新聞社もあるのだ。読者をがっちり掴みそうな硬派な響きがいい。

・タイハン特報・・流通業界の情報。大阪にある会社。なぜタイハンなのか、調べたがわからず。

・訪販ニュース・・訪問販売に特化した新聞。コロナで訪問販売は逆風であろう。

・通販ニュース・・訪問販売もあれば、通信販売もある。ジャパネットやニッセンさんは大口購読者か。

・日本屋根経済新聞社・・家屋の屋根産業をフォロー。「屋根業界唯一の専門紙」の謳い文句がいい。

・シルバー新報・・少子高齢化の流れは新聞社にも及ぶ。介護や福祉に関する情報を求める業界関係者のニーズは高い。

・日本消費経済新聞・・消費者問題に関わる行政、司法、学校関係者が購読ターゲット。消費者の声を届けるジャーナリズムも必要なのである。

・時計美術宝飾新聞・・高級志向は苦戦傾向にあるが、どんな高級時計やネックレスが発売されるのか、情報収集は大事なのかも。

・セキュリティ産業新聞・・防犯・防災・情報セキュリティの総合専門紙。テロや危機管理が叫ばれる時代で官公庁や企業のニーズがあるのだろう。

・日本水道新聞社・・上下水道に関する情報。こちらも自治体や水道関連メーカーが主な購読層と推測される。

仏教タイムス・・宗教にも業界紙はある。お寺の関係者が購読するのだろう。部数は多そうな気がする。類似の業界紙として、神社新報がある。神仏習合の日本らしい。

 

 以上、世の中には、いろいろな業界の新聞社があるものだ。業界のあるところに新聞社あり。ネットで情報収集もいいが、やはり専門に特化した記事は説得力があるし、信頼性も高い。全国紙が扱えないような細かい情報も網羅されているから、自治体やメーカーは重宝するだろう。ある意味ニッチな存在の業界紙ではあるが、一般購読者と違い、自治体や企業や店舗が無くならない限り、安定した収入が見込めるのかもしれない。そのうち、新産業として期待される電気自動車新聞や、風力発電新聞、カーボンニュートラル新聞などが創刊されるかもしれない。

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自業自得とは言われたくない