今日の漢字1003は「前」。大河ドラマの静御前は誰が演じるか
今日の漢字は「前」。前身、前方、直前、前例、前回、前線、前田大然。
最近、しつこいくらいに「鎌倉殿の13人」づいている。歴史の勉強にと見始めたドラマであるが、ユーチューブで予習復習を繰り返すのち、次の楽しみが増えた。それはこのあと繰り広げられる源平合戦。松平健率いる平家軍VS大泉洋率いる源氏のバトルは前半戦のハイライトである。しかし頼朝は指揮官でありながら戦場には来ないから、この闘いの主役は源義経。そしてその義経を今や旬の俳優、菅田将暉が演じるから大注目である。
そこで私が注目するのが、義経の妾、静御前。静御前は白拍子、いわばダンサー。しかも絶世の美女で当時の人気ナンバーワン芸能人でもある。当時の最強武将である義経と絶世の美女静御前の物語は、大泉洋や主役の小栗旬を凌駕すると想像している。
史実では、頼朝と仲違いし、京都を追われ吉野に向かう義経と静御前の二人が、さらに朝廷からの義経追討の命を受け、離れ離れになる。奥州へ向かう義経、頼朝に捉えられて鎌倉に行く静御前。そして鎌倉で幕府創設の祝の宴の折、静御前は頼朝から「舞を披露せよ」と命ぜられ、舞う中、次の和歌を読む。
「しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもなが」
「吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ悲しき」
前者は、「かつては兄弟仲(頼朝と義経)が良かったのに、もう昔に帰ることはできない」。後者は、「吉野山の白雪を踏み分けて、山の中に姿を消してゆく義経様の後ろ姿が恋しい」の意味をなした。
この歌を聞いた頼朝は「今は賊である義経を懐かしんで人前で歌い踊るとは何事か」と激怒する。しかしそのとき、妻の北条政子が頼朝をなだめる。「女心はああいうものです」。 政子の方が役者が一枚上手であった。
そんな逸話が残るシーンであるが、さて、この静御前を誰が演じるのかは注目の的。NHKからはまだキャスティングが発表されていない。
2005年の大河ドラマ「義経」では、滝沢秀明の義経に対し、静御前は石原さとみが努めた。そこで今回は静御前を誰が演じるか、勝手に予想してみた。
有村架純。と思ってよく調べると、来年の大河ドラマ「どうする家康」家康松潤の正室築山殿で起用が決定済み。 残念。
平手友梨奈。ネットで推す意見多し。某マスコミの記者はイチオシしている。
浜辺美波。菅田将暉との絡みを最も見てみたい女優で、他のNHK豪華キャストに引けをとらない。しかしドコモのCMの下手くそダンスの印象が強すぎる。
超ダークホースで吉岡里帆。あまり時代劇には出ていない彼女だが、本格派女優に脱皮できるか注目。
以上、義経よりも目立たず、美貌もそこそこでダンス(舞)も上手く、三谷幸喜の嗜好性、将来への期待度から考えれば、半ばアイドル枠として欅坂46で鍛えられた平手が本命か。菅田将暉との相性も悪くないような気がする。
ということで、前半戦の最も有名な源平合戦と頼朝義経の確執は視聴率向上に寄与するため、大胆な描かれ方をするのではないかと期待してしまう。