今日の漢字966は「呂」。年号の語呂合わせは?
今日の漢字は「呂」。風呂、三国志の呂布、昔巨人にいた、呂明賜。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まる。大河ドラマは放映が1年と長く、根気よく見続けることができるかがポイント。一昨年の「麒麟がくる」は比較的好きな戦国モノで楽しめたが、渋沢栄一を題材にした「青天を衝け」は早々と挫折した。そもそも元来、日本史音痴。今回の舞台である鎌倉時代についても、基本的な歴史素養のない小生としては、苦戦が予想される。
高校時代に日本史をもっと勉強しておけば良かったと思うのは、こういう歴史ものの映画やドラマが放映されるとき。日本史は高校で真面目に勉強しなかったから、ほぼ中学生レベルの知識で止まっているのが痛い。ただし、ほんの一部の年号は語呂合わせで覚えている。そんな有名な「語呂合わせ年号」。
真っ先に覚えるのは、平城京と平安京。学校の授業は歴史の古い順に教えていくから、奈良、平安時代でまずこの語呂に出会う。頭の柔かい春先の4,5月はまだついていける。
そして、それに関連して大化の改新がある。645年「蘇我氏を蒸し殺す大化の改新」
お次は、日本史上最も有名な語呂の鎌倉幕府樹立。1192年「いい国作ろう鎌倉幕府」。ほとんどの中高生はこれを覚える。簡単でわかりやすい。平家から源氏への政権交代と、源頼朝の国作りへの意欲が感じ取れる、いい語呂である。
しかし残念ながら、歴史検証の結果、今の教科書では幕府樹立は1185年に変わったようだ。これは源頼朝が幕府の基盤を整えたのが1185年で、征夷大将軍に任じられたのが1192年。今は幕府成立は1185年と、「いい箱作ろう鎌倉幕府」となっているようだ。
このあたりから勉強は挫折。歴史と語呂合わせの興味は急速に失われていく。
そしていきなり飛んで明治政府成立。1868年。「いやーろっぱさん、明治だよ」。「ろっぱさん」は無理やり感があるが、頭から離れない。江戸から180度変わった近代化への期待感と未来への明るさがあってこの語呂は好きである。
最後は1941年の太平洋戦争勃発、真珠湾攻撃。「いくよ一発真珠湾」。威勢がいい。それに類似して、第一次世界大戦は1914年で「行く。いーよ。第一次世界大戦」と紐つけた。
ごく基本系の語呂だけ集めたが、日本史音痴の小生から出てくる「記憶にある語呂」はこれくらい。日本史で受験勉強した世代からは「大甘」と馬鹿にされそうだが、知らないものは知らない。負け惜しみではないが、大人になった今、年号を知っていたところで得になることは何もない。それよりも歴史の中で当時の人々がどう動いたかが重要であり、そういう意味では、年号を覚えさせる教育は無駄に思えてしまうのである。
そう考えるうち、「鎌倉殿の13人」への興味が湧いてきた。初回は絶対に見ようと心に誓う。