笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字924は「投」。投資をしよう

今日の漢字は「投」。投機、投稿、投降、投手、投機、投薬。

 

驚くほどシンプルで一生使える投資の極意(加藤航介)から

 

「これからは積極的に金融投資をすべき」という内容である。

同氏曰く、要するに、毎日の買い物も、会社の活動も、子育てもすべて投資。

投資とは、個人の成長につながるとともに、社会全体が豊かになるための活動である。

    投資には、必ずお金が絡むが、日本ではお金の投資についてお手本になる人が身近にいない。金融投資は企業・社会の成長を促し、それが豊かさにつながるが、それを学校で教えないので、よくわからないまま大人になり、「投資は怪しい」「投資で失敗する」というネガティブ情報に洗脳されて、一生投資することなく終わる。

 

   投資は何も金融投資だけを意味するのではない。個人の投資(自己研鑽、資格、昇進、子育て)、会社の投資(研修受講、工場新設、新製品開発)、国の投資(インフラ、学校、病院の整備等)と、日々さまざまな投資活動により、結果として豊かな生活を作り出している。

 

   つまり、投資は、よりより社会を作り出すためには欠かせないものなのである。そうはいいながら、日本はこと金融投資の観点からは、成長、豊かさのサイクルが必ずしもうまく回っていない。

 

   日本人には欧米諸国と違い、金融投資を積極的に行う概念がない。高度経済成長時の高金利などで、「資産は貯蓄するもの」の概念が根強く、せっせと貯金し、リスクのない超安定資産で推移してきた。日本の株価も昭和後期は世界的にも高く、この時期の日本への投資は大きな成長と豊かさをもたらした。しかしそれは日本の枠組みの中でできた話であり、平成、令和の時代は、グローバル投資の時代。投資もどんどん世界規模でグローバル化し、いまや国内だけで収まる世界ではないのである。

 

    逆に海外では、積極的に投資をして資産形成することを子供の頃から学ばせる。日本は昔から「お金は不浄」という概念があり、お金について学ぶことは「意地汚い」と毛嫌いされてきたが、少子高齢化で年金財政の不安が声高に叫ばれるようになり、最近になってようやく学校でもお金の教育をする流れになっている。

 

    さて、では金融投資をどうしていくか。投資、成長、豊かさを実現していくためには、同氏が指南するのが、ひとつは、日本資産と海外資産のバランスをとる。具体的には、日本資産:海外資産=50:50を目指す。もうひとつは、安定資産と成長資産のバランスをとる。これも50:50を目指す。そしてそれらの運用によって資産を増やしていくのである。

 

    年金2000万年問題で、金融庁は、老後の資産形成として、投資を積極的に進めるよう、国民に意識を植え付けるよう目論んだ。。しかし2000万円が足りなくなるという話だけがネガティブに膨らんだため、その話も立ち消えになった。国としては、将来の年金財政の逼迫を睨んで、欧米では当たり前にやっている「自分で自分の資産を増やす」をうまく啓蒙したかったが、やり方がまずく、頓挫した。しかし賢い人はとうに気づいており、したたかに投資の勉強し、ある程度の資金を投入し始めている人が確実に存在する。マスコミと一緒になって何もせずにぴーぴー騒いでいる人達が数年後慌てるのは必至だと、ほくそ笑む人たちがいるのも事実なのである。

 

   ということで、私もこれに触発されて、最近ようやく投資信託を始めた。ネット証券に口座を開設し、月2000円の積立投資からスタート。初心者投資家は何百万円も投資などできないから、まずは勉強しようと一念発起し、トライを始めたのであった。

 

    これからは、自らが積極的に金融リテラシーを学び、投資は企業・社会を良くし、豊かにするための手段だとの意識の元、積極的に行っていくべきなのだと思う。

 

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抑えのリリーフを投入