笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字913は「賞」。今年の流行語大賞は何か

今日の漢字は「賞」。賞賛、激賞、褒賞、賞状、優秀賞、一等賞、賞味期限。

 

 2021年の流行語大賞のノミネートが発表された。くしくも2ケ月早く世に出ていればと思ったのが、日本ハムファイターズの新監督に就任する新庄剛志の「ビックボス」。北海道のローカルニュースでは、今やビックボスの話題で持ちきりである。もし新庄が2ケ月早く監督に就任していれば、今年の流行語大賞は「ビックボス」ではなかったかと思えるくらい、人気沸騰中である。「監督」をビックボスと言い換える技は、受け狙いに違いないが、新庄が言うと嫌味がないから不思議だ。これも彼のキャラクターのなせる技だろう。

 

    さて、流行語大賞ノミネート。はっきり言って今年は、「これは」というものがない。今回はどれも小粒だし、インパクトに欠ける。コロナで全般的に活動が不調ということもあった。しかし1年間にわたりある程度は広まった言葉群なので、リスペクトして予想してみよう。

 

    30個の候補の中から、大賞候補を独断と偏見で5つまで絞る。

「リアル二刀流」「うっせぇわ」「Z世代」「ヤングケアラー」「SDGs」。スポーツ、アニメ、若者、環境という観点から選んだが、「黙食/マスク会食」「路上飲み」「副反応」「変異株」のコロナ関連は今回は落選とみた。

 

    世界規模での対応と将来性という観点で見れば、「SDGs」のような気がする。ただ、エンジェルスの大谷翔平の投打にわたる超人的な活躍もまた、多くの人に勇気を与えたことから、「リアル二刀流」も捨てがたい。1年間のコロナ禍で暗い気持ちの人々の心をスポーツで明るくした貢献度から、「リアル二刀流」が本命とみた。大賞確率70%くらいか。ただ大谷翔平が受賞した場合、誰が代理の受賞者になるかという問題がある。本人は来ないだろうから、その言葉を生み出したマスコミ関係者が受賞することになるのだろうか。

 

    一方、今年は東京五輪が開かれた割には、それに関連して流行語となったものは少なく、エントリーも「ピクトグラム」「チキータ」「エペジーーン」「カエル愛」「チャタンヤラクーサンクー」とどれも地味。無理やり五輪関連用語をアリバイ作り的に入れた感は否めない。競技自体がコロナ波の猛威の中の開催であったし、マスコミも報道が控えめだったことからも、歴史に残る言葉は生まれなかった。北島康介の「何も言えねえ」のような名言がなかったのが残念である。

 

    再び話を戻してビックボス。新庄新監督は、早速日ハムの沖縄キャンプでは、守備位置をシャッフルするなど大胆な練習を取り入れている。3年連続Bチームに沈み、再来年には新球場もできるから、華のある新庄監督への期待は大きい。低迷するチームに明るさをと注目度をもたらすスター性のある監督は、これからもさまざまな造語を生み出し、マスコミの注目を集め、ファンを球場に導くことになるだろう。

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大谷翔平の活躍は賞賛に値する