今日の漢字905は「飼」。岐阜と言えば長良川の鵜飼い
今日の漢字は「飼」。飼育、飼い犬。
岐阜。岐阜のイメージは、織田信長の岐阜城。あとは美濃のマムシ、斎藤道三。合戦場かつ、冬に雪が降って新幹線が停まる関ケ原、北には、さるぼぼ人形で有名な小京都高山、そして長良川の鵜飼い。なかなかしぶいメンツが揃っている。しかしそれらを見に岐阜に行くかと言われれば、食指が動かないのも事実である。名古屋に留まるか、一気に京都に突き抜けるという動機で、岐阜が選択肢から外れてしまう。
知り合いに、岩見沢市栗沢町岐阜という所で農家をしている人がいる。これは明治期に岐阜県から入植してきた方々が開墾した土地。北海道では他にも、北広島とか、新十津川とか、本州の各地域から開拓のために入植してきた地名が残る。札幌にも信濃神社といって、信州から入植してきた地名が残る。世代が変わると開拓精神が忘れられがちになるが、地名とともに歴史を後世まで伝えていかねばならない。
岐阜で思い出すのは、名古屋に出張し、そのついでに次世代教育を熱心にやっているという噂の瑞浪市の「サイエンスワールド」という科学館に行ったことがある。そこで実験のデモンストレーションがあり、おじさんたちも体験。液体窒素にゴムボールを入れて、かなり冷やし、キンキンに固くなったボールをゴム手袋を履いた手で受け取り、そのまま下に落とすというもの。さて、ボール一体どうなるでしょう。というもの。これ以上はネタバレになるので話しません。皆さんユーチューブで確認してください。「液体窒素 米村でんじろう」で検索すると出てきます。
という岐阜での思い出はこれくらい。日本のあちらこちらには科学館があり、個人的にそういう所に行くのが好きで、子供が小さい頃は、観光がてらいろいろな科学館に連れていった。親が一生懸命そうしたことで、子供は将来理系に進むかと期待したが、誰ひとり理系に進まなかった。
最近は子供の理科離れが深刻で、日本の有能な科学者が育たないと危惧する意見もあるが、身近な実験から科学に興味を持つというのは、一番近道であり、工夫を凝らした展示や実験を期待したい。それ以上に、数学や物理は難しいイメージがあり、それで理系が嫌いになる人もいるだろうから、学習指導要綱でひと工夫してほしいものである。
さて、岐阜FC。J3暮らしが長くなりつつある。今年も6位と微妙な順位。以前ラモス瑠偉が監督をしたこともあるが、今一つ脱皮できていない。コンサファンの息子が東京から岐阜まで電車を乗り継いで、当時J2の岐阜VS札幌の試合をわざわざ見に行ったそうだが、えらく遠かったとボヤいていた。長良川の鵜飼いのように、監督の手綱さばきで勝利を手繰り寄せたいものである。