笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字897は「体」。大分トリニータは三位一体

今日の漢字は「体」。体験、体育、肉体、天体、半導体、自然体。

 

   大分県。国東半島がたんこぶのように目立つ県。

   大分のイメージは、別府温泉由布院。それ以上に大分で覚えているのは、学生時代のサークルの先輩のこと。彼は大分出身だったのだが、何と当時角川3人娘の女優で売り出していた渡辺典子と親戚関係にあるとのことだった。彼女も大分出身なので、その縁なのだろう。小さい頃はよく遊んだと聞いて羨ましく思ったが、20歳を過ぎてからはほとんど会っていないと聞いて、サインは無理だろうと、あっさりと諦めた。

  その渡辺典子を知る人もかなり減っているだろう。ほとんどメジャーでは見かけない彼女だが、地道に芸能活動をしているようだ。

   他に大分のネタもないので、サッカーのネタに移ろう。

   大分トリニータ。三位一体を示すトリニティから由来。行政、企業、県民が一致団結する想いが込められている。

   しかし57チームあるJリーグチームの中でも、大分ほど浮き沈みが激しいクラブもない。

 

    2008年にナビスコカップ優勝。その年のリーグ戦でも歴代最高の4位でフィニッシュ。しかしその後は深刻な経営難に陥り、2010年にJ2降格。その後J1復帰を果たすも、また降格。さらに悲劇は続き、2016年にはJ3に降格している。しかし大分は不死鳥のごとく蘇り、1年でJ2復帰。2年かけてJ1復帰と結果を出している。

    J1J2の降昇格を繰り返すチームは、我が北海道コンサドーレ札幌のように数多くあり、これらはエレベーターチームと称されるが、大分の場合はJ3も含めた降昇格で、高層ビルのエレベーターのごとく激しく上下するチームだと言える。

 

   しかしそんな大分でも、我々から見て羨ましいと思うのは、地方のプロビンチャクラブの中で唯一ユニフォームにひとつ星が付いていること。リーグ戦でもカップ戦でも天皇杯でも、優勝をすれば、ユニフォームに星を付けられる。星の付いたユニフォームが着られることは、クラブの歴史に燦然とした1ページを残すことを意味する。トリニータナビスコカップで1回優勝しているから、星1個が縫い付いている。鹿島などはトータル20回も優勝していて、大きな星がふたつが付くという贅沢仕様である。神奈川のプロビンチャ湘南ベルマーレルヴァン杯で優勝していて星が付いている。

 

    ちなみに星のついたチームは全18チーム。そのうち今のJ1在籍チームで星がないのは、鳥栖、福岡、札幌、徳島、仙台、横浜FCの6チーム。我がコンサドーレも何の大会でもいいから優勝し、これら6チームの先陣を切り、燦然と輝くスターをユニフォームにつけてほしいと願っている。

 

   さて、大分トリニータのマスコットキャラクターはニータン。ゆっくりと勝利に向けて亀のように歩むことから名付けられたようだが、別府にある八幡竈門神社に祀られている御神亀(通称:なで亀)がモデルなのだそう。トリニータのネーミングとは全く関係ない名前がついているのも、特長があっていいと思う。キャラクターの風貌も亀らしく、愛くるしい表情をしていて、ゆるキャラの名前にぴったりである。2021年のキャラクター総選挙では4位入賞を果たしている。

 

   ジェットコースターのような波乱万丈なチーム成績とは裏腹に、どこかのんびりほんわかキャラクターのニータンが「そんなに急がずに慌てるな」とチームに激を飛ばし、バランスをとっているように私には思えるのである。

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たまには天体観測をしてみたい