今日の漢字895は「豪」。秋田の強豪校は能代工業

今日の漢字は「豪」。豪快、豪傑、豪華、豪族、文豪、酒豪。

秋田。秋田のパブリックイメージは、なまはげ、秋田美人、稲庭うどん、いぶりがっこ、きりたんぽ鍋、横手のかまくら、竿燈まつり。佐々木希が秋田出身と聞けば、「やっぱり秋田美人だべ」と言いたくなる、それくらい美人が多いというイメージが強い。

高校を卒業して私は一浪となり、札幌で下宿生活をしながら予備校に通っていたが、その時同居していた函館出身の浪人生は、翌年、秋田大学に合格して、秋田へと旅立った。私は関西の私立大に旅立ったから、下宿を引き払って以降、全く連絡が途絶えた。今秋田にいるのだろうか。

また、大学時代のサークルの先輩は、秋田出身で、就職は秋田に帰るとして、秋田銀行に就職した。青春時代の１ページの中で、間接的にちょっとだけ秋田に触れたという経験がある。

そんな秋田つながりでは、秋田駅から五能線に乗って秋田北部、青森南部を旅するリゾート列車「リゾートしらかみ」に乗った。秋田駅を出発し、能代、深浦、鰺ヶ沢、五所川原を経由し、白神山地の自然を満喫しながら列車に揺られる旅。のんびり４時間くらいかけて走りつつ、途中で津軽三味線の車内演奏などもあり楽しい。

そのイベントのひとつが、秋田から30分ほど北上した能代駅で用意されている。ここは言わずと知れたバスケットの強豪校、能代工業高校がある。能代はバスケットの街で売り出している。そこでリゾート列車が停車した駅で行うイベントは、フリースローチャレンジ。駅のホームの一角にあるバスケットリングに一人一投だけフリースローができ、見事入ればプレゼントが貰えるというもの。私は残念ながら外してしまったが、フリースローが決まった乗客には記念グッズが配られていた。乗客を飽きさせない面白いイベントだと感心したのであった。

そんなこともあり、秋田はサッカーよりもバスケット人気の高い県。秋田にはブラウブリッツ秋田がJ2リーグに参入中だが、ブラウブリッツよりも、プロバスケットボール、Bリーグの「秋田ノーザンハピネッツ」の人気が高い。関西では当然のように野球人気がサッカー人気を上回るように、地域によって、他のスポーツの人気や注目度に温度差があるのは仕方がない。しかし相乗効果で地域を盛り上げることには変わりはなく、お互いに切磋琢磨して共存共栄しながら地域のスポーツ文化を盛り上げていければいいと思う。そのようにさまざまな種類のスポーツに各々のファンがつき、それぞれが盛り上げる文化が根付いていけば、スポーツ文化の重層性から「普段の生活の中にスポーツがある」が一般的になっていくであろう。