笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字889は「福」。福島は、うつくしまふくしま

今日の漢字は「福」。福袋、福耳、幸福、裕福、祝福、福祉。

 

   福島県会津若松城猪苗代湖喜多方ラーメンスパリゾートハワイアンズ会津若松は城や白虎隊のお墓を観光した。なかなか味わい深い町並みで、名物の味噌トンカツも美味かった。

 

   福島はご存知の通リ、太平洋側の浜通り、県庁がある福島市郡山市中通り、そして会津と、3つの地域に別れている。そのために文化が違うようであるが、面積の広い県を一体化させるのは大変だろう。加えて福島第一原発の後遺症はいまだ癒えず、汚染水を海洋に放出する際にはひと悶着ありそうである。安倍元首相が、東京五輪誘致の演説で、福島原発は「アンダーコントロール」と胸を張ったが、その言葉も虚しく響く現状である。福島と聞くとどうしても東日本大震災原発事故を想起してしまうので、マイナスイメージの払拭にはまだまだ道のりは遠いと感じている。

 

   そんな面積の大きい福島県の形を見ると、どこかの国に見えくる。そう、オーストラリア。大きさは全然違うが、下(南側)が弓なりにくびれている形がとても似ている。福島の地図を見るたびにオーストラリアを思い出す自分がいる。

 

   さて、観光名所であるが、会津若松以外では、もう1ケ所、東京在住時代に大内宿に行ったことがある。

 

    大内宿は、旧会津街道の宿場町。日光と会津若松を結ぶ途中にある。

たまたま郡山に出張があり、せっかくだからと大内宿まで足を伸ばした。

 

    北海道に住むと、街道や宿場町とは無縁の世界だから、初めて見る宿場町の風情に感動した。大内宿は、東海道中山道で見るような、狭い街道に建物が密集しているのとは違い、道路の幅は広く、また家屋はどれも大きく余裕の作り。おそらく積雪があるからだろう。しかもそれらの家は茅葺きでできているから、プチ白川郷の雰囲気も出ている。なかなか文章では表現しづらいが、とにかく江戸時代にタイムスリップした雰囲気が体験できる。どこも実際は民家であり、なおかつ土産物屋を兼ねている。茅葺き民家は家事など出すと大変だから、住民も火の元には十分気をつけざるを得ない。住民が一生懸命に景観を守っている姿が想像され、エールを送りたくなる。

 

とにかく、もう一度行ってみたい江戸風情あふれる街道である。

 

   さて、福島のサッカーはJ3に所属する福島ユナイテッド。赤がチームカラー。ユナイテッドの由来は、福島の3つの地域が一致団結して地域の発展に尽くしたいとの願いから来ている。これを見ても、日頃いかに地域が分断されているかがわかる。「うつくしまふくしま」のスローガンのように、福島復興のシンボルとして、一致団結して美しいサッカーを見せてほしいものである。

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幸福の黄色いハンカチは名作である