笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字881は「滋」。滋賀と言えば琵琶湖一択

今日の漢字は「滋」。滋養、滋味、外山滋比古

 

佐賀県の次は滋賀県に行こう。

 

    関西で地味さを和歌山と争う滋賀県。しかしパブリックイメージは、「琵琶湖の滋賀県」と100人中120人が答える日本最強フレーズ。「砂丘鳥取」と双璧をなすくらいシンプルでわかりやすい。しかし逆説的に言えば、「それしかない」のも事実で、滋賀から琵琶湖を除いてしまうと、何も残らないという悲しさがある。

 

突然だが、滋賀県民と、大阪府民の会話。

大阪「滋賀県は地味やなー。何もないやんけ」

滋賀県民「うっせー。つべこべ言うと琵琶湖の水止めるぞ」

そう、大阪、京都府民の水がめは琵琶湖である。だから大阪京都府民の生命与奪の権利を滋賀県が握っている。もし琵琶湖の水を大阪方面に流すことを滋賀県が拒否したら、大阪京都は大変なことになる。だから、滋賀県民は大阪京都府民に対しては、いつも強気の態度に出られる。一方の大阪京都府民は滋賀県に向けて足を向けて寝られないというのもある。

    しかし残念ながらこの琵琶湖水源の水道水は物凄く不味かった。私は京都に住んでこの水の不味さにびっくりしたものである。今はかなり改善されているとは思うが。

 

    ところで琵琶湖以外の滋賀といえば、城好きな私としては、2つの名城を挙げたい。ひとつは国宝彦根城。一度大阪から電車に乗り、彦根城に行った。さすがに国宝だけあって威風堂々の佇まいで歴史も感じられる。井伊直継が1606年に築城した天守閣が400年経っても空襲も受けずに今だに健在の姿には感謝しかない。名城の名にふさわしい城である。

 

    もうひとつは安土城。誰もが知る織田信長の築城。しかし本能寺の変で、わずか6年たらずと短命に終わったこの城の復興を望む声は多い。

 

    このブログの頭の体操シリーズで、「もし○○だったら」を考えた際、「もし自分がビル・ゲイツのように大富豪だったら、何をしようか」を考えたことがある。その時に思い浮かんだのが、「私財を安土城天守閣再建に寄附すること」だった。天守閣の再建には土木建築工事だけでも数百億規模でかかる。しかし総資産十兆円を持つ仮想ビル・ゲイツ富豪なら、それくらいはお手の物。それほど悲劇の城、安土城天守閣を再現したい思いは強い。そして琵琶湖に継ぐ第二の観光名所として大いに売り出してほしいと切に願っているのである。

 

   さて、滋賀には将来のJリーグ入りを目指す「MIOびわこ滋賀」というJFL所属のチームがある。MIOの意味は、近江を逆に呼ぶのと、イタリア語で「みんなの」「愛すべき」を意味するそう。個人的にはわざわざ逆にしなくてもOMIもしくはOHMIでもいいと思うのだが、「ミーオ」の響きには、女性的な優しい雰囲気がある。本拠地は県庁所在地の大津ではなく、草津市東近江市。と言ってもよくわからない。Jリーグ参入の暁には、琵琶湖の水を止める止めないの遺恨の争いを、ガンバ大阪京都サンガとぜひ展開してもらいたい。

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室井滋はいい人だ