笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字870は「腰」。讃岐うどんは腰がある

今日の漢字は「腰」。腰痛、物腰、腰砕け、腰が低い。

 

都道府県シリーズ。一気に四国に飛ぼう。

 

   四国は香川県。四国のどこから行こうか迷ったが、香川は四国の玄関口のイメージがあるほか、全国展開する丸亀製麺讃岐うどんはおいしいから香川県を取り上げよう。ただ、丸亀製麺香川県には何の縁もない。

 

    香川への観光は学生時代に遡る。四国入国は、今はなき宇高連絡船。岡山から宇野経由の連絡船で入った。観光は王道の栗林公園屋島金比羅山。源平合戦屋島は、平安絵巻に心を寄せて期待して行ったが、頂上からの景色は工業地帯の殺風景さで、がっかりした。結局これらを見て、四国の他の県には行くことなく、とんぼ返りした。

 

    今思うと、あのとき丸亀城に行っておけば良かったと悔やむ。城好きにはたまらない、戦国時代に造られた天守閣が現存する。堅牢強固な城の評判ではあるが、残念ながら当時は時間的な余裕がなく訪問できなかった。いつかは制覇したい。

 

  最強ジャパニーズフードの讃岐うどんは、腰があって旨い。個人的にそば派<うどん派で、緑のたぬきより赤いきつねの方が好きである。だから香川県に住んだら、週4回くらいは讃岐うどんを食べそうな勢いである。

 

   考えてみれば、うどんの「腰がある」という表現は、何とも日本語らしい。歯ざわりがしっかりして反発力がある。粘りや弾力性があり、なめらかで柔らか。英訳するのが難しい言葉でもある。しかも「腰がある」を使うのは、ほぼうどんオンリー。それ以外の食材や料理で聞いたことがない。かたやそばは、「のどごしがいい」の表現が適当か。本当に日本語は複雑でバラエティに富んでいる。

 

   おいしい讃岐うどんを食べた時は、「日本人で良かった」」としみじみ感じる瞬間でもある。香川県の人はそんな讃岐うどんを日常生活で普通に食べられるので羨ましい限りである。

 

    ところで超有名フードの讃岐うどん旧国名。それゆえ、全国的にも香川よりも讃岐の方が有名という感じがする。その証拠がサッカーJ3で戦うカマタマーレ讃岐。チーム名に旧国名を使用しているのは、讃岐くらい。チーム名の語源は、釜玉うどんの釜玉とイタリア語の「海(マーレ)」を組み合わせるという、ふざけたネーミング。どうせふざけるなら「ウドンターレ」とか「ウドンマーレ」の方がストレートでいいのではないかと思う。カマタ・・と聞くと、どうしても東京の蒲田をイメージしてしまうからたちが悪い。

    四国はJ1の徳島、J2の愛媛に挟まれて苦戦中のカマタマーレ讃岐だが、打たれても倒れず、逆境にもめげない、腰のある戦いを期待したい。

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「腰が軽い」が褒め言葉だということに、違和感がある