笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字863は「栃」。都道府県シリーズスタート。初回は栃木県

今日の漢字は「栃」。栃木一択。

 

   都道府県のイメージ、訪問した思い出など、順番に徒然に記述してみよう。47箇所連続記載にチャレンジ。

 

   この企画を思い立ったのは、宇都宮徹壱「蹴日本紀行〜47都道府県フットボールのある風景」を読んだことに起因する。47都道府県にある地元のフットボールチームの思いを馳せつつ、スタジアムやマスコットキャラクター、グルメや観光名所を紹介していく。その内容が思いの他面白かったことから、これを真似して、47都道府県についていろいろ考えてみようと思った次第。サッカーネタも随所にちりばめていこう。訪問した県もなく、47箇所の思いが続くかどうかは闇の中。

 

映えある1回目の都道府県は、栃木県。

   なぜ栃木を取り上げたかというと、2020年度の都道府県魅力度ランキングで最下位になったから。それまで7年連続最下位だった茨城を抜き、不名誉な記録を打ち立てた。それを否定する理由を考えようとプラス発想に転換し、第一弾で栃木を取り上げた次第。

 

   栃木のパブリックイメージ(栃木と言えば○○)は、世界遺産日光東照宮をおいて他にはない。日本最大のスピリチュアルな地域。栃木県民は徳川家康には足を向けて寝られないと思うくらい、この霊廟の存在は大きい。

   あとは、宇都宮餃子。餃子の街として知らない人はいないくらい、B級グルメの代表として黄金の輝きを見せている。他には佐野ラーメンも有名である。

 

   そんな栃木には2度ほど行ったことがあり、2回とも家族全員で鬼怒川温泉に宿泊。そして2回とも「東武ワールドスクエア」に行った。1度目は2人の子供が3,5歳とまだ小さい西暦2000年の頃。2度目は子供が成人となった20年後。子供の成長とともに20年という時の移り変わりを東武ワールドスクエアで実感するという、稀有な経験をしたのである。

    ここではミニチュアで簡単に世界旅行ができるから好きだ。特に1000円のプリペイドカードを購入し、ミニチュアディスプレイの専用の機械に差し込むと、人形や乗り物などががちょこまか動き、楽しい。この中でも印象に残るのはパナマ運河で、太平洋と大西洋の海面の違いで運河に水を引いたりするシーンがリアルに再現されていて勉強になる。ここはお勧めである。

 

   あとは、栃木といえば「レモン牛乳」。栃木県民が愛するレモン風味の牛乳。栃木乳業が製造するジモティ御用達の飲み物もぜひお試しいただきたい。なお、レモン味でありながら、無果汁であり、くだもののレモンが使われているわけではなく、少し騙された気分になる。

 

   さて、最後にサッカーチーム。栃木SC。黄色のチームカラーが映える。マスコットキャラクターは「トッキー」。日光に生息する猿からきている。J2の中位クラブでJ3に降格した歴史もある。選手名鑑を見ていたら、新潟で活躍した矢野貴章やかつての鳥栖のエース、豊田陽平が在籍している。フォワードには個性的な面々が揃い、活躍してほしいと願う。

 

   世界遺産の日光、風光明媚な湖(中禅寺湖)や滝(華厳の滝)、B級グルメの餃子、佐野ラーメンを擁する栃木は、決して魅力度ランク最下位になるような県ではないと、個人的に思っている。

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栃木県に栃木市があることはあまり知られていない