笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字858は「中」。集中力を保持しよう

今日の漢字は「中」。中央、中毒、中間、中年、夢中、的中、中森明菜

 

    最近、プロ野球をテレビで見ることが少なくなった。以前はテレビを付けっぱなしにして見ていたが、最近は他に面白い番組がないか、ザッピングするようになった。札幌ドームに日ハムの試合を見にいくこともめっきり減った。

 

   これには、集中力が続かなくなったことが関係しているように思う。

 

    人間の集中力は、せいぜい2時間程度が限界と言われている。映画は概ね2時間だし、サッカーも前後半に休憩を入れても約2時間。何らかのテーマで行う講演会もおおよそ2時間で終る。大学の講義も90分から2時間。これは、人間の集中力が2時間程度しかもたないことに起因している。以前リバイバル映画館で「アラビアのロレンス」を見たが、3時間の超大作。途中10分間の休憩が入るくらいだから、リフレッシュしないともたないのである。

 

   その点から見れば、今のプロ野球はだらだらしすぎ。3時間越えはざらで、今年はコロナで延長戦がないが、延長に入ろうものなら、4時間を超える。お客さんはチケット代の元が取れたと喜ぶかもしれないが、スポーツ観戦で4時間は長過ぎる。

 

   今回、オリンピック競技を見て思ったが、卓球やテニス、バトミントン、バレーボールなどの競技が軒並み長く感じられた。卓球に至っては、フルセットまでいけば、相当な時間がかかる。一方、バスケなど時間が限られている競技は、心なしかスピーディに映った。

 

   要するにスポーツ競技を見るのも、ある程度の集中力が必要なのだ。

 

    集中力を削ぐ大きな要因は、スマホの普及であることは間違いない。

    テレビで試合を見つつも、他の試合の途中経過をネットで調べる。またはツイッターやLINEを見たりと忙しい。そのたびにスマホの画面に見入るから、テレビから目が離れてしまう。

 

   これは読書もブログ作成時も同様で、もはや自宅で何かに集中して取り組むためには、スマホ絶ちするしかない。

 

   ある講演者が言っていたが、講演をしながら壇上から聴講者を見ていて、こちらに目をむけずに、下を向いてスマホばかり目にしている人を見ると、気になってしょうがないと嘆いていた。スマホが気になるなら講演会を聞きにくるなと言いたいが、両刀遣いで対応するのは無理である。スマホを見ながら講演を聞いていた聴講者は、おそらく講演の内容が記憶に残らなかったことだろう。

 

   テレビやスポーツ観戦、講演会で集中力が途切れるのは自己責任なので笑って済ませられるが、車の運転中にスマホに気を取られて運転がおろそかになっては、洒落にならない。走る凶器でもある車の運転は、日常生活の中でも最も集中力を要する行為。LINEやメールをしながらの運転は論外だし、電話で会話しながらの運転はもってのほか。運転から目を離すと人を傷つける可能性があることを、運転手は肝に銘じなければならない。

 

  全集中という言葉が流行ったが、24時間集中する能力が備わっていない人間は、仕事をする時もそうだが、集中する時は集中し、抜く時は抜くなど、適度に休憩をして脳をリフレッシュしながらバランスを取っていく必要があるだろう。

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脳卒中には注意しよう