笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字857は「銘」。座右の銘を何にしよう

今日の漢字は「銘」。銘柄、銘文、銘打つ。

 

    座右の銘はあまたある。気になる座右の銘をピックアップ。お気に入りの座右の銘を自分事として心に留めよう。

 

ネクスト ワン」。チャップリンが「今までの最高傑作は?」と聞かれた答えがこれ。チャレンジし続けることの大切さをシンプルに表現している。芸術家や音楽家、画家、作家や漫画家がこの言葉を使うと格好いい。成功に安住せず、改革し続けるメッセージ性は十分。ただし、これは今まで社会的に成功した人や評価された人が言える言葉であり、結果も出していない人がこの言葉を吐くと、白けてしまうので注意が必要。

 

    失意泰然、得意淡然。失意の時は堂々と構えて、調子の良い時は慎重に行動すべきということ。しかしなかなかこれは難しい。失意の時は落ち込むし、ヤケ酒を飲んだり、愚痴のひとつでも言いたくなる。後ろ指でも指されようものなら、心にさざ波が立つ。淡々としていることすら難しい。得意の時はどうしても威張ったり、イケイケで行動してしまう。結局は心のメーターを事象によって0や100にぶれるのではなく、常にニュートラルにせよという戒めと受け止めている。いわば「be cool」(常に冷静であれ)とも言える。

 

    敬天愛人西郷隆盛の言葉。文字通り天を敬って人を愛せということ。経営の観点で言えば、「会社のためだけではなく、社会のためを考えろ。社員やその家族が幸せになるよう考えろ」というような気がする。

 

   塞翁が馬。頭に「人間万事」が付く場合もある。幸福や不幸は予測できないということ。何が起こるかわからないのだから、安易に喜んだり、悲しんだりすべきではない。予測不能な時代、何が売れて何が売れないかはわからない。「世界の亀山」で液晶テレビの一世を風靡したシャープも、販売不振で亀山工場を閉鎖するはめに。「一喜一憂せずに常に備えよ」と理解する。

 

    疾風に勁草を知る。困難や試練に直面した時に、その人の意思の強さや節操の堅固さ、人間としての値打ちがわかるというもの。メンタルヘルスが叫ばれるが、試練に直面した際に、心が折れてしまうのか、「なにくそ」と逆境に立ち向かうか。昭和世代は、「叩かれても起き上がれ」とスパルタ教育されてきたが、今ならパワハラである。結局は変化に対応できるかどうか。強風でも微風でも泰然としていられるかによる。

 

    以上、座右の銘となりそうな言葉を拾ってみたが、どの言葉が自分にしっくりくるかを思い巡らせ、その言葉を胸に日々の行動に役立てる。決して誰かに誇張するのでもなく、自慢するでもなく、自分なりに秘して行動するのがいいのであろう。その言葉を持つだけでも、充実した生活につながる。

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ビールの銘柄と言えば「一番搾り