笑顔漢字日記

全ての漢字を笑顔にしたい。そんな思いで常用漢字2136文字を目標にエッセイを書く無謀な北海道在住のアラ還オヤジ

今日の漢字824は「謙」。東京五輪回顧パート2。上に立つ人は謙虚でいてほしい

今日の漢字は「謙」。謙遜、謙譲語、上杉謙信

   五輪回顧パート2。リモートながら熱い議論を交わす3人組のおっさんが東京五輪を振り返る。

 

C雄「今回の一番の笑いのネタは、やっぱり河村市長だろう」

A男「あれは完全にレッドカード。河村市長の想像力の欠如以外何者でもない。自分の金メダルがおっさんに噛まれたら、それはショックだろう。しかも口臭付き。もはや市長の「俺は何をしてもいい」という奢り。一生おっさんから噛まれた金メダルを持ち続けると思ったら、泣くになけないよ」

B夫「市長の特権だから許されると思ったんだろうね。あれが男子選手のメダルだったら絶対にしなかったはず。セクハラのどストライク。まだまだ日本は男性上位社会なのだと認識した。多様性と調和という五輪フレーズが虚しくなったな」

C雄「上に立つ人は謙虚になれというメッセージなのだ。それにしてもメダルが交換できて良かった。市民からの苦情殺到が組織委員会を動かしたと思うけど、こういう苦情は、日頃からオレオレ目線の市長に冷水を浴びせた効果はあったかもな」

 

A男「さて、競技に戻るとして、日本の柔道や体操、レスリングは予想通リの活躍だった」

B夫「さすがにお家芸は強いね。安心して見ていられる。柔道団体でフランスに負けたのは残念だったが」

C雄「金メダリストは個人競技でほっとしたのだろうね。「金は当然」の周りの重圧に勝った後だから、燃え尽きたのかも。団体戦はおまけの要素もあったしね。

A男「それにしても柔道団体や卓球、バトミントンなど、今回男女の複合競技が多かったな」

C雄「リレーでは、陸上も水泳も男女混合競技があった。これも多様化の一種なのだろうね」

B夫「昔はマラソンや柔道、レスリングなどは男の独壇場だったけど、本当に時代は変わった。女性アスリートがこれだけ活躍する時代、日本の民間企業も本気で女性を活用しいなければならないね。この大会を機に、小学校の運動会も男女混合リレーが導入されそうな気がする。これは間違いなく実現する」

A男「ところで今回導入された空手って今ひとつよくわからなかった。何か俺でも金メダル取れそうって思った。シャドーボクシングのようで、何を基準に採点しているか、突っ込み所満載」

C雄「体操やフィギアスケートみたいに、技術点が決まっていて、素人でも「凄い技」と思うくらい、見た目もわかりやすいけど、腕や足を前に突き出して形を作る空手は地味すぎる」

B夫「こう言っては申し訳ないが、過酷なスピンを繰り返すフィギアの羽生結弦と空手の金メダリストの価値が同じとは思えない。競技に優劣はないとは言いいながら、なにか釈然としない」

 

A男「でも、アスリートは我々の想像もつかない努力をしている。その結果つかんだ世界一の座なのだから、もう少しリスペクトしようや。選手にとっては、4年の闘いを経て日本代表で出場できること自体、凄いことなんだ」

B夫「だけど連日コロナ感染者激増のニュースで、素直に五輪を楽しめなかったというのもある。マスコミも連日日本勢の大活躍を報道したかったけど、医療従事者に配慮し、大分抑え気味だった」

C雄「全くはしゃいでいなかったな。これだけ厳しい感染状況の中、競技ができたことだけでも奇跡だったかもしれないよ。国民の大批判の逆境の中、一応は成功裏に終わってバッハ会長も安心して帰国しただろう。「やっぱり東京で良かった」という評価は得られたんじゃないかな」

A男「五輪に燦然と輝く黒歴史かもしれないけど、コロナに負けず、競技に参加できた選手たちが一番幸せな時を過ごせたかもしれないよ」

 

C雄「今回も熱い真面目なトーク炸裂だった。さあこれからは、プロ野球ペナントレースに興味をシフトチェンジしようぜ」

A男「なんか世界規模の大会を見ちゃうと、スケールが小さすぎて興味ないわ。次は来年の冬季北京大会に期待しよう」

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渡辺謙はいい役者だ